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ラスト実習:冬の海でシーカヤック!!

自然環境リテラシー学 1月22日,1月23日

みなさんこんにちは!
大学一年生のとうふです。


今年度の自然環境リテラシーでラストプログラムにあたる今回。

今回の開催場所は古里海岸でした。自然環境リテラシーで開催場所が海岸ということは…そうです,メインプログラムはシーカヤック!!🛶

シーカヤックは夏の自然環境リテラシー以来ということで約半年ぶりなのに加え,今回は冬という条件が追加されています。アウトドア初心者にとっては不安要素が…。


今回の二日間の活動内容や,今年度の自然環境リテラシーを通して何を思ったり,感じたりしたのかを記事にしました。良ければ,最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

1日目

大きい荷物を背負って下宿先から徒歩で最寄り駅まで行き,松阪駅からバスで二時間ほど揺られ少し歩くと,古里海岸に到着。

ここで,ちょっと活動内容とはちょっとずれたお話を。

毎度のことながら,自然環境リテラシー参加者は基本的に公共交通機関を使って活動場所に集合します(中には自転車で活動場所まで来る強者もいらっしゃいますが…笑)。

平均でもやはり移動に片道2.3時間はかかるわけですが,私自身この移動時間自体が結構好きだったり。

大学近くの下宿先からだんだんと自然豊かな場所へ。下宿を始めてから,電車やバスに長時間乗る機会もほぼなくなりました。その中で,きれいな山々や海岸が窓からみえる移動は非日常を感じることができつつ,お話したり,寝たりと,ゆったりできる好きな時間でした。

三重県の街並みや自然の豊かさが変わっていく様子を見ることができる点が魅力的に感じました。🌲

さて,話を戻します。

古里海岸に到着いた後にブリーフィングがありました。プロのガイドの紹介や1日目の概要の確認が行われました。そして,2グループに分かれて活動開始です。

浜辺散策

浜辺の植物や岩場での生物を観察しました。

「最初は浜辺に植物?打ち上げられたわかめなどの海藻しかないんじゃいか。」とも思っていましたが探してみると意外にあるんです。

潮風がしっかり当たりそうな場所に「ハマヒルガオ」という植物が。海から最も近くに生えていました。凄まじい生命力です。

他にも「ハマゴウ」という線香の原料でもある植物や,岩場の隙間にびっしり詰まっているカメノテを見つけることができました。プロガイドの方は実際にシーカヤックでツーリングをする際に「ハマアザミ」という植物をぬか漬けにして食べたことがあるそうです。味は…。笑

個人的には岩場に波が打ち付けている光景がすごくきれいで,印象に残りました。

シーカヤック

そして,シーカヤックの活動に移ります。

開始前は約半年ぶり&冬の寒さに少々怯えていました…。しかし,実際始まってみると体がやり方を覚えていて,思うようにカヤックの操作をすることができました。気温も1月の下旬の割に暖かく,風もなかったのでよかったです。約二時間のカヤックということもあり,夏で行ったときよりも腕など,体に疲労感を感じることもなく活動を終えることができました。

プロガイドさんのお話

プロガイドである柴田さん・鈴木さん・内田さんの体験談を聞かせてくださりました。カヤックで航海をする中で,極限状態になり幻覚が見えたことがあるとおっしゃっていたことが印象的でした…。😧

また,「なぜ人間は海に出ようと思ったか。」という話もしてくださりました。
「ぜひ,自分たちで考えてみてほしい。」と問いかけてくださりました。確かに,人間が海に出ようと思わなければ今の世界もなかったわけですよね。
私はそのようなことを今まで考えたこともなかったのでお話を聞いていて,とても新鮮な気持ちでした。

「なぜ人間は海に出ようと思ったか。」という問いに対して,個人的には単純に「他人に自慢したかったから。」かなと思いました。
当時,集団で生活するようになり他人より自分が秀でているということを証明することで何かしら今も昔もいいことがあると思うんです。
そして,その証明には未知の海に出るということが手段の一つになったのかなと思ったり。

あくまでもこれは私の推測で,ほかの参加者の方のお話を聞いていても一人一人違ってとても興味深いなと思いました。

夜のキャンプ飯!

今回はお好み焼きでした。

私は見た目がよろしくない仕上がりになってしまったので他の方の写真をお借りします…。笑

そのほかにもそれぞれ持ち寄った食材を焚火で焼いて食べました。キャンプ飯は焼けばなんでもうまい!と言い切りたくなってしまうくらい美味しかったです。火を囲みながらおいしいものをたくさん食べることができて幸せでした。🤤

2日目

海図レクチャー

プロガイドの方から海図について見方を教えていただきました。海図には水深・海流などのたくさんの情報が載っており,これとコンパスで航海ができるそうです。いつもどこに行くときもスマホのグーグルマップが欠かせない自分にとって,海図とコンパスで海に出ることが本当にすごいことだなと感じました…。

ちなみにカヤックで日本一周する際は海図を地域ごとに,その場所に到着したら追加で買っていくそうです。しかし,海図は一枚3000円ほどするそうで…。日本一周には海図代がいくらほどかかるのか少々気になるところではあります。

シーカヤック

今回は初タンデムに挑戦してみました。

タンデムとは二人乗りのカヤックになります。後ろに乗っている人が足のペダルを踏むことで方向転換をすることが可能です。スタッフの方には一人乗りよりもに進めると教えていただいたのですが,実際にやってみるとこれがなかなか難しくて…。

2人の漕ぐタイミングを合わせることが大切なんだなと実感しました。

また,昨日とは違い少し悪天候の中でのシーカヤックとなりました。活動中に小雨がぱらついていました。やはり,冬ということもあり体の冷えを感じました。もっと防水機能の高いものを身につけておけばよかったと感じました。


最後に

教授が「自然の中で活動することは危険を伴う。それに対して周囲から反対されることもある。そんな意見がある中で活動するのはこの活動に意味があると思っているから。」と前回の活動でおっしゃっていました。

自然の中で活動することには危険が潜んでいること,それを防ぐためにしっかりと準備して必要最低限の知識は備えていることが必要だと感じました。

今回の活動をもって,今年度の自然環境リテラシーの実習が全行程終了となりました。

まさか大学一年生で授業の一環として,こんなにアウトドアをすることになるとは。親にも友人にもこの自然環境リテラシーの話をすると必ず驚かれます…。一年前の私に話したら私もびっくりするでしょう。

この自然環境リテラシーを設立したうちの一人である方も「日本でこんな活動を行っている大学はなかなかない。本当に珍しいことなんだ。」とおっしゃっていました。
このような日本の現状の中,この活動の内容や意義を伝えることが非常に重要なのだと感じました。だから「リテラシー」なんだなと改めて考えてしまいました。

教授が学科の授業で紹介されて,楽しそうだなと興味本位で申し込んでの参加でした。個人的には準備や日程的にほかのこととの両立が難しい時もあり,大変と感じてしまう時もありました…。笑

でも,それ以上に貴重な体験ができたなと思います。参加してよかったです。そして,これからも興味本位でいろいろなことに挑戦していきたいです。せっかくの大学生活なのでいろいろな経験をして,濃ゆいものにしていきたいと感じました💪

最後に,教授の方々やガイドの方,スタッフの皆さん今まで本当にありがとうございました。皆さんが私たちの安全を確保してくださったおかげで今までの活動をアウトドア初心者ながらも,楽しく行うことができました。
改めてここで感謝の意を伝えさせてください!

それでは!

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