【雑記】おれは妙な気遣いをやめるぞ!ジョジョーーッ!

 小説の書き方について。
 さてさて、読書体験は人それぞれ、様々な偏りがあるかと思います。岩波文庫は赤帯がお好き? それとも緑帯? 講談社文庫、新潮文庫、ハヤカワSF、創元社、光文社古典新訳、あるいは集英社文庫、それとも筑摩や河出、白水社? いやいや、天下のKADOKAWA、電撃、スニーカー、富士見、星海、宝島?
 乱読活字中毒者でも、作家、ジャンル、レーベル、出版社等々、とっかりの差異はあれ、どこかに心のHOMEをお持ちでは? それは読書の原風景、My ファイバリットなプライスレス・プレイス。とどのつまり、わたくしは国書刊行会が好きであります。

 ちょっと前は同人即売会に出るくらいしか無かったけれど、Web小説が華やかなりし昨今は、ネットに上げてPVが欲しい、イイネが欲しい、感想が欲しい。何故ならばそれは仮想空間におけるATKでありDEFでありHP、MP、時にはGにもなるからです。
 コンテンツが氾濫し山は高くなり海は割れる。出エジプト記です。モーセはいろいろ言うけれど、隣の異教も気になるもの。預言者っぽい人もいっぱいでてきた。でもかと言って1人で歩む羊飼いにはなれない、ゴリアテなんて無理。やばたにえんの無理茶漬け。皆様、ご注目ください、軸のブレであります。俗にスランプにもカテゴライズされることがある症状であります。重篤化すれば鉄筆さえ折れてしまう、FATALな病であります。
 私はこの病魔に蝕まれ、息も絶え絶え、心臓は裏表ひっくり返って、ミイラになる日もすぐ近く。今まさに、古代エジプトの職人が鼻から脳味噌を引きずり出さんと、1日1個のニンニクと1日ひと匙のゴマを食べています。Oh... It is very Dangerous... 我、無明の只中に在り。殺伐としたスレッドに羊羹が現れる。すずめは3匹そろって牙をむく。

 そんな混迷を極めたる状況にあって、思い出したのがある作家さんのお言葉です。「原稿を表に出さず、書き続ける時間も必要だ」「周りは気にするな」「尖っていけ」
 かくして私は自分がイスラエルの民ではないことを思い出したのです。
 要するに、今までは「ちょっとライトな方向に寄せてみよう」「流行も気になるな」「重すぎる文体は読まれにくいから手癖を直そう」などと考えていましたが、またもう一度、自分が好きなものを好きなように書いてみようかと。それで駄目だったらまた考えればいい。
 私は何が好きだったんだろうか。ボルヘスと、ガルシア=マルケスと、ブルガーコフと、カフカと。ドスト先生は偉大すぎて後光が差している。
そしてあのインストラクションだけは忘れてはならない。

Everyday practice.
書き続けろ。



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