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週刊ナイス川柳、七七 2020年1月5日(日)~1月11日(土)

2020年1月5日(日)~1月11日(土)の投稿より、まるせん、ナナナナ週刊ナイスをお送りいたします。
https://marusenryu.com/
https://nananana.jp/

まとめて今日の一句

今日の一句に選ばれた川柳と七七をまとめてご紹介します。

川柳
祝が呪に見えるご祝儀貧乏で お題「ご祝儀」(羽華さん)
ニート業つづけるための脛探し お題「持続可能」(かえるやぎさん)
美女の顔不自然なとこあら探し お題「嫉妬」(ラクトアイスさん)
ドラマーの夢引きずって叩く木魚 お題「煩悩」(羽華さん)
就職した子の脛そろそろかじりごろ お題「クズ」(まここしゃん)
飼ってない ペットで誘う 部屋の中 お題「クズ」(シャリベン太郎さん)天気より気になる「予報お姉さん」 お題「煩悩」(みーのーるさん)
七七
「箸ふたつ」乞う君はだれかと お題「レジ」(かえるやぎ)
ちょっとリメーク 生まれた名句 お題「ラップ」(一徳)
フラれる予感 感じて悪寒 お題「ラップ」(teraryu)
ミニマリストも 男捨離出来ず お題「煩悩」(一徳)
降りる駅だが吊り輪の手錠 お題「不測の事態」(黄色い潜水艦)
いいオトコくれ(食い)尽くすから お題「煩悩」(こんぼま)
インフルエンザ 罹って頓挫 お題「ラップ」(一徳)

週間MVS&MVN

今日の一句のなかから、運営がもっとも印象に残った一句、週間MVS(川柳)と、週間MVN(七七)を発表します。

ニート業つづけるための脛探し お題「持続可能」

かえるやぎさんの句を週間MVSに!

ニートに「業」を付けたからといってちっとも偉くはないし、脛探しに時間をかけるなら働きなさいと言いたくなるわけですが。
それでもこの「持続可能」という開き直ったお題と合わせると、いつまでニート業を持続できるのか見守っててやろうじゃないか、そんな気持ちになってくるから不思議です。

ちょっとリメーク 生まれた名句 お題「ラップ」

一徳さんの句を週間MVNに!

数々のユニークなラップ七七を投稿くださっている一徳さんのラップ句が2週連続で週刊MVNに。
一歩間違えるとパクりだと言われかねませんが、同じテーマでもちょっと言い回しや視点を変えるだけで大きく伝わり方が変わったりします。

ピッ句アップ

今日の一句には選ばれなかったけれど、運営注目の川柳、七七をご紹介。

美人って 3日であきるん ですってね お題「嫉妬」(うさぎの小雪さん)

対して私は、噛めば噛むほど!?

持続してないから続くダイエット お題「持続可能」(みちなりさん)

痩せ体型の持続ではないく、あくまでもダイエットの持続。

恋の記憶が拒む断捨離 お題「失恋」(うぐいすの止まり木)

フラれたあの娘にもらった手紙が……

ブラックを飲み干す練習の成果 お題「ハッタリ」(こすもすぱんださん)

ブラックが格好いいという思い込みがかわいい。

「キィーン」でビューンゴーンにガーン お題「日産」(こんぼま)

擬音のなかにひとつ仲間はずれが。先週の裏MVN、笑。

突っ込んで車止めます4方向 お題「クソ野郎」(凛)

イケると思ったんだが……

嫁探し妻にかかれば粗探し お題「情報収集」(すっぽんさん)

いつまでたっても自分の息子であって欲しい母心。

運営より

正月休みが明けて一週間、ようやく通常運転に戻った感。

別の記事でもお知らせしておりますが、本日1月13日(月)は石橋貴明のたいむとんねる(フジテレビ系列)でまるせんに投稿された川柳が紹介されるそうです。私自身もどの川柳が取り上げられるのか聞いてませんし、褒められるのか、貶されるのかも知りません。みなさんと全く同じ気持ちで楽しみたいと思います。


お問合せから「ナイスが同じ方ばかりでは」「選句にたっぷり時間をかけて」というご意見をいただきました。以前から、時折りいただくご意見ですが、まず回答するならば、ナイス選びで(原則として)人は見ていません。また、通常運営で1日2~3時間をまるせんに使っており、今以上に時間をかけるのは難しい状況です。

ナイス句はトップページに表示されるし、運営が選んでおりますので、あたかも合否のようなニュアンスで受け取られてしまうことは仕方ないと思いますが、大前提として運営はあくまでも一ウェブ屋であり川柳を勉強したこともなく、面白いと感じるポイント、趣味にも偏りがあります。なのでそこまで深刻に受け取って欲しくないという気持ちがあります。(とはいえ、これだけ毎日川柳を”読んで”いる人間もそうたくさんいないのでは、という自負もあります)

それでも選句をしていることは事実で、ナイスの有無が投稿してくださった方を喜ばせたり、がっかりさせたりすることは承知しているし、その基準に批判があることは受け入れてはいます。

おそらく、選考する人や、基準を多様にしていくことが答えなんだろうな、とは思っていますが、システムで対応できる部分、運営努力をしていかなければならない部分がまだまだあるという認識は持っていますので、長い目で見守っていただければと思います。

サポートいただいたお金は、運営やコンテストの商品などに使わせていただきます。よければ投稿もお願いします。