第3回 情報を共有すると、主体性が開かれる
こんにちは、深見です。
今日は「事業の情報共有」に関して考えてみたいと思います。
【今日のまとめ】
①事業のことを話すと、興味を持たれるきっかけとなる。
②従業員への情報共有は、主体性向上につながる。
③情報共有のコツは、「本音」「短く」「頻繁」に。
①事業のことを話すと、興味を持たれるきっかけとなる。
知らない人と仲良くなりたいとき、自己紹介をして、自分のことを知ってもらうことから始める人が多いと思います。
また、知っている人でももっと仲良くなりたいと思ったとき、自分から話しかける人も多いと思います。
私は、事業、社長と従業員の関係性もそうだと思っています。
従業員も会社のこと
●今儲かっているのか?損をしているのか?
●どんなふるまいをした方がいいのか?
●社長はどんな事を考えているのか?
を知ることにより、自分たちが事業や社長に興味を持つきっかけを共有することができます。
興味を持った従業員がどのように変わるかは、②で説明します。
私は、M&A関連で十数社の企業様へインタビューしていますが、定期的に社内で事業報告している会社様は、1社でした。
理由を聞いてみると、
●そんなこと(事業の状況)を話しても時間の無駄
●会社の財務状況を知られると、悪いことが起こる
●社長自身よく知らない
でした。
それぞれの理由は、
●従業員に理解してもらう努力と従業員レベルアップ
●社長が自信を持てる事業運営と財務管理
●社長自身のレベルアップ
で解決できますね。
②従業員への事業共有は、主体性向上につながる。
それでは、従業員への事業共有はどのような効果があるのでしょうか?
私は従業員の主体性を伸ばすことにつながると思います。
理由①社長と従業員相互の信頼感が上がる
人間、秘密の話を共有すると親密度が向上するものです。
これと同じ原理で、事業の共有で他社には話さない事業の話をしてくれているという事実が信頼感を作り出す効果があります。
理由②仕事の理解度が上がる
所帯の小さい中小企業であっても、自分以外の従業員がどんな仕事をしているかを知らない場合も多いです。
信頼感が上がった状態で、自分の仕事以外の仕事を知ることで、自身の働きかけによる改善を模索する機会となります。
理由③自社の状況を知り、自分のふるまいを考えられる
最後に、自社の状況を知ることで、従業員一人一人に必ず思うところがあるはずです。
その思うところにより、日々のふるまいは少しずつ変わります。
従業員は会社にとって従業な利害関係者であり、利益創出の源泉です。
良い状況・悪い状況どちらでもプラスにふるまいが変えられるような日々の信頼関係づくりが重要です。
③情報共有のコツは、「本音」「短く」「頻繁」に。
最後に情報共有のコツをお伝えします。
そのままですが、
「本音」
「短く」
「頻繁に」
です。
まず、「本音」が大事です。
うまくいっている時も、しくじっている時も「本音」は聞く人を惹きつけます。
また、自分が本音を話すから相手からも本音を引き出せます。
苦しい時こそ本音です。
次に、短くが大切です。
いわゆる報告会でも話す時間は長くても20分くらいにしましょう。
日々の会話であれば、3分くらいでしょうか。
大切なことを伝え、相手からフィードバックをもらえるようなファシリテーションが重要です。
最後に、頻繁にです。
これは短くともつながりますが、
月1で1時間より、毎週10分
毎週10分より、毎日1分
有名な心理学ですが、人間には単純接触効果があります。
接触回数の高さが、好意に比例するというものです。
より頻度を上げ、信頼感の高いコミュニケーションを実践しましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
皆さんはどのように考えますか?
皆様のご意見や批判でさらに良い思考ができると思っています。
コメントよろしくお願い致します。
それでは、今日からもよい人生を!!
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