中小企業診断士200日一発合格攻略法~2次試験~
おはようございます、深見です。
まず、初めに皆様のおかげで月の全体ビュー数が200を超えました。
ありがとうございます!!
これからも情報発信してまいりますので、ご愛読よろしくお願いいたします。
さて、今回は診断士試験の難関2次試験の攻略法です。
【今日のまとめ】
①2次試験合格のコツは、「個性を殺すこと」
②事例Ⅰ~ⅢをA合格に導いた15条と勉強法
③事例Ⅳはひたすら全知識をアウトプット学習しましょう
①2次試験合格のコツは、「個性を殺すこと」
はい、まず少し刺激的な文章ですが、これは私が2次試験の学習をしている際に得た、最大の気づきでした。
私は1次試験が終わった後に2次試験の勉強を始めました。
勉強開始当初は、
「論述は、会社を成長に導く素晴らしいアイデアを書くものである」
と考えていました。
しかし、ふぞろいシリーズや中小企業診断士一発合格道場の考え方と整合せず悩んでいた時期がありました。
話はそれますが、一発合格道場は勉強法や、心構え、参考書に書いていない試験会場の雰囲気など役に立つ情報が満載ですので是非ご参照ください。
ここで気づいたのは、
「中小企業診断士試験の顧客は、採点者で、彼らは学習の理解度を図っている。自分自身の個性やアイデアを求めていない。」
ということでした。
これに気が付いたとき、私は若干むなしくなりました。
なぜなら、論述が自己能力を開花させる訓練でなく、試験に合格させるための訓練だとわかったからです。
とはいえ、ここまで勉強してきたので気持ちを切り替えて下記のように考えました。
2次試験に合格するためには、
●個性を殺し
●設問に素直に答える。
この2つを基軸として、②の15条をひたすらアウトプット学習で繰り返しました。
②事例Ⅰ~ⅢをA合格に導いた15条と勉強法
合格に導いた15条というと少し大げさですが、非常に基本的な15条を常に意識していました。
それぞれ説明します。
これは当たり前ですね。
書かないと0点ですので最初に書きましょう。
2次試験では、徹頭徹尾、設問に直接答えることが必要です。
直接とは、聞かれたとおりに応えることです。
例えば、2021年事例Ⅱ第3問-(2)
「~省略~B社は今後、自社のオンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか。」
この場合は、自社オンラインサイト上での、コミュニケーション施策のみしか答えてはいけません。
つまり、掲示板はOKですが、オフ会はNGです。
えっ、現代のオンラインでのコミュニケーションが掲示板?!
当たり前じゃん
と思っても、掲示板と書いてください。
これが「当たり前も書く」です。
これは、思考を減らす意味でも、役に立つ方法です。
事例Ⅰや事例ⅢのSWOT系の問題は、与件文を直接書けば、及第点が取れるものもあります。
⑨にも書いてありますが、理由をたくさん書くことで、誤回答リスクが提言されます。
これは、あなたが何らかの分野のエキスパートであって、いくら良い提案を思いついてもそれは書かないでください。
なぜなら、教科書にのっているレベルの施策でないと採点者が採点できないからです。
もういちどな事例を使いますが、2021年事例Ⅱ第3問-(2)
「~省略~B社は今後、自社のオンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか。」
ここで、あなたが「メタバース」の専門家だとして、最新の話をしてもたぶん採点されません。
求められているのは、掲示板・BBS・問い合わせフォームレベルの施策です。
これも思考を減らすテクニックです。
強みを述べよといわれたら、回答では「強みは・・・」
助言せよといわれたら、回答では「助言は・・・」
とします。
多少のぎこちなさは気にしないでOKでしょう。
例えば2021年事例Ⅰ第1問はセット問題です。
この場合、「A社長の祖父に関する問題である」は、問(1)問(2)両方にかかってきます。
この問題は、両設問に祖父という言葉が入っているので、混乱は少ないですが、たまに見落としやすい設問があるので、意識的に対応しましょう。
回答の見た目は悪くなりますが、回答内に①、②の区切りを多用しましょう。
イメージは
問:A社が今まで事業を続けられた理由を40字以内で応えよ
答:「理由は①市場が拡大傾向だったこと②人脈を有していること③生産設備を有していたこと」(40字)
のような感じです。
①、②を入れることにより、多面的に答える意識が付きやすく、また読点を入れる数を減らすことができます。
このような回答はふぞろいの中に、たくさんありますので参考にしてください。
回答の中にできる限りたくさんの情報を埋め込み、正解数を高めるために
短い文章でたくさんの内容を書きましょう。
長い文章は、意図が伝わりづらく、採点個所も減ってしまうのでお勧めできません。
端的な回答の際には、
因果→XXだからYYである
効果→ZZができるようになる
を要所要所に入れましょう。
与件文が、昔と今の話をしている場合、例えば、
先代の時代は・・・、世代交代した今は・・・
のような場合は、問がどちらのことを聞いているのか注意しましょう。
これは奥の手ですが、どうしても良い答えが思いつかず、悩んでしまい回答欄が埋まりきらなかったときは、設問に直接答えてしまいましょう、というものです。
つまり、
2021年事例Ⅱ第3問-(2)
「~省略~B社は今後、自社のオンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきか。」
の場合、
「・・・・のような自社のオンラインサイト上でどのようなコミュニケーション施策を行っていくべきである」
としてしまうということですね。
まあ見た目を整える、奥の手なので、採点されていないかもしれません。
助言系の問題で、困ったときは⑪と合わせて「差別化する」「高付加価値化する」で回答をむずびましょう。
これも、助言系の問題で困ったときは、どうやったら収益が最大化するかを書きましょう。
これは与件文中の社長の思い
例えば2021年事例Ⅰでは、
「A社長は、この10年、老舗企業のブランドと事業を継いだだけでなく、~中略~地元経済の活性化にも大いに貢献してきた」
「近い将来には、~中略~人事制度の整備が必須であるとA社長は考えている」
とあります。
こういった社長の思いや、夢は常に念頭に置き、それに沿うような回答を組み立てる必要があります。
さて、このような自分ルールを少しづつ作っていくために、私は、ふぞろい3年分をひたすら回答し続けることをやっていました。
直近3年分をメインに、たぶん4~5回はアウトプットしたと思います。
正式な回答はないので、
●自分ルールを満足できているか?
●ふぞろいの加点キーワードが拾えているか?
を見直していました。
前回教材をご説明する際に、
と書かせていただきました。
その理由はまさに、自分ルールを当てはめて回答を作っても、添削で全く良い点がとれず、手ごたえがなかったからです。
一時はクレアール方式に合わせようかとも考えましたが、自分ルールとふぞろいの回答の方が漠然と自身があったため、結果的に2次試験ではクレアールから離れることにしました。
自分に合う解き方の型を早い段階で見つけると合格に近づくと思います。
正解のない2次試験ですので、得点が取れるであろう、自分の型作り、その型を本番で発揮できるようにアウトプット学習しましょう。
③事例Ⅳはひたすら全知識をアウトプット学習しましょう
最後に2次試験の中でも唯一答えらしい答えがある事例Ⅳは、
事例Ⅳの全知識&ノウハウ
を繰り返し練習しましょう。
おすすめ度★★★
一言:2次試験対策で唯一手ごたえを得られる教材です。
1次試験の過去問完全マスターと同じく、テーマ分け、重要度分けしてありますので、テーマを絞って取り組みやすいテキストです。
難易度はかなり高く、私も最後まで解けない問題もありましたが、このテキストを4~5回繰り返せば、かなりの実力を獲得することができます。
併せてふぞろいで通しの試験形式に慣れれば、おおむね問題ないレベルに到達できるのではないでしょうか?
私も、これとふぞろい以外のテキストはほぼ使っていません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2次試験は、正解がないため、実力がついているかわかりづらく、私はかなりきつかったです。
半面終わってみればよい点数だったので、拍子抜けでした。
ぜひ皆さんもアウトプット学習で合格をつかんでください!!
次回は、私が2次試験で使用したファイナルペーパーを共有したいと思います。
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