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花留多唄【て】テンニンギク

 本日のお題である『テンニンギク』は英名をインディアンブランケット (Indian blanket)といいます。
 インディアンブランケットとはアメリカンインディアンの外衣という意味があり、テンニンギクの二層になった花の色ととても似ています。

 私の第一印象としては、まるで古い絵にある太陽のよう。
 インディアンブランケットと聞いてからは、なるほど、あのインディアンたちがかぶっている羽飾りにも似ていると思いました。花言葉の『協力』や『団結』も、なんだかインディアンたちの暮らしぶりを思わせる言葉です。

 まるで天からこぼれおちた小さな太陽。『きらびやか』『明るい人柄』という花言葉に相応しい、心が明るくなるような色合いが特徴です。

 しかしながら、その明るい色合いとは裏腹に、喜界島から出撃する特攻隊員にテンニンギクの花束を渡したため、特攻花と呼ばれている暗い一面も持っています。

 その太陽のような姿で人々の笑みを誘う。そんな穏やかなひとときが当たり前のようにある平和な日々であって欲しいと願うのみです。

文字札:天からこぼれた太陽

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