実家の家族との関係ーコロナ禍一時帰国中ー

2021.5.22

1.これまでのこと(海外赴任帯同~コロナによる一時帰国)

主人の海外赴任に家族で帯同していたのが、昨年の3月まで。
新型コロナの拡大に伴う入国規制が広まるなかで、駐在員を派遣していた多くの会社が、帯同家族や駐在員への一時帰国指示をだし、海外赴任していた人の多くが、日本に緊急一時帰国をした。

その後、駐在員は現地に戻ったが、帯同家族については、再帯同の許可が出ないまま、家族のみ本帰国となったり、一時帰国のままだったりして、家族は日本で過ごしている。

我が家も、帯同家族が先に日本へ帰国。
その後、主人も会社命令で一時帰国するも、間もなく現地へ戻ることになり、そのまま数ヶ月…。
最後に子どもたちがパパにあったのは、昨年の10月。
もう半年以上、子どもと父親は会っていない。

私と子どもたちは、私の実家に滞在。
実家の近くにアパートを借りて、家族3人で住もうかとも考えたが、「夏には行けるかも」「春にはいけるかも」「お金もかかるし」と、色々考えた上で、実家での居候を続けている。


2.悪化した家族との関係

ここ数ヶ月、実の父と、口を利いていない。

顔も見たくない。
目を合わせることもない。

コロナの一時帰国で、久しぶりに一緒に暮らすようになってからだ。あることがきっかけで、「お前たちが来なければよかったんだ」と、本気で睨み付けながら怒鳴られた。
私は、腹が立ちすぎて、反乱狂で怒鳴り返して、過呼吸になった。

それ以来、顔もまともに見ていない。

思い出すだけでも、体に電気が走ったような感覚がして、あのときの父の顔と、言葉と、あのときの私の感情が甦る。

そして、そのあとの、母の言葉。
残念ながら、私に寄り添ってくれるものではなかった。

全てが、私にとって、ショックすぎて、

あの時以来、私は、父にも母にも心を開けなくなった。
まともに言葉を交わせなくなった。

母とは、家のことや子どものこと、会話をする必要があるから会話をするが、本心を出すことが出来ない。

母に、笑顔を向けることは、もう出来ない。
心に壁を作ってしまった。

そして同居の妹からは、「いつ戻るの?」「お姉ちゃんが来てから、父母がイライラしてる。」「お嫁に行ったんだから、今さら両親に迷惑かけないでよね」等々…LINEが頻繁に来る。

面と向かっては言わないけれど、私たちの存在が鬱陶しいと遠回しに告げてくるLINEの数々。

ここに書くために思い出すことも、しんどい。

なぜ、こんなことになってしまったのかー。
私たちの存在は、そんなに、迷惑なものなのか。

私の態度が全て悪いのか…?

20年前には、当たり前に一緒に暮らしていた家族だったのに。結婚して家を出たら、他人なのか…こんな扱いをされてしまうのか…。

もう、この家の娘だった頃には戻れないことを痛感させられた。

ずっと核家族で、仕事で帰りの遅い主人で、ワンオペで子育てしてきた。

「実家が近かったら、もっと楽に子育てできただろうな」
「子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんが近くに居たら、いい成長ができるだろうな」
そんな風に思いながら、やってきた子育て。

現実は、そんなにうまくいかなかった。


家庭内の話。
暗すぎて、顔見知りには決して話せないこと。
ここに書いてみたいと、思った。
うまく書けるかわからないけれど。

望まれる存在じゃないと感じながら、この家に1年以上滞在し続けるのは、とても、しんどくて。

誰かにわかってほしいのかもしれない。
慰めてほしいのかもしれない。

そして、ここまで関係が悪化しているのに、なぜ家を出てアパートを借りないのか。

母子3人での生活に踏み切れない理由も、書こうと思っている。

(前回の記事で書いたように、一見、ただの普通の3世帯家族です。近所の人や、小学校のお友達やママには、こんな親子の確執があることを気づかれていないと思います。しかし、ここに書いたことも、事実です。
子どもたちには、祖父母との楽しい生活を過ごしてほしいから、私の気持ちは一切話しておらず、普通に生活しています。)

半分、仮面を被って、心のなかを隠して生きている。
私のこと。


3.コロナで一時帰国中する前の私と家族の関係

普段の一時帰国中も、実家に2、3週間滞在させてもらうことはあって、父親とはちょっとしたことで言い合いはしていたが、ここまで関係がひどくなったことはなかった。

「子どもたちが使ったおもちゃ、片付けろ!」
「食べた茶碗洗え!!」

「今やりたいけど、先に子どもお風呂に入れちゃいたいの!」

そんな感じの、やりとり。

よくある言い合いかな、と思う。

母は、「普段一人で忙しくやってるんだから、実家に来たときくらいゆっくりすればいいわよ」と言ってくれる人。

老人世帯と、子育て世帯。

生活スタイルが違うから、たまの同居は、お互いにストレスが溜まって当然。

それでも、貴重な日本の一時帰国。
日本でしか出来ないことをしながら、楽しく過ごせていた。


ー続きますー

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