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心理学クイズ! #2

1⃣(  )に当てはまる言葉を答えてください。
 古典的条件付けは、ロシアの生理学者の「①(    )の犬」の実験に代表されるように特定の刺激を無関係の別の刺激と合わせて繰り返し提示することで、無関係の別の刺激だけでも特定の刺激と同じ反応をするようになる学習方法である。パブロフの実験では、犬に食べ物を見せると、無条件に唾液を出す反応を利用し、食べ物を与える前にベルを鳴らすという行為を繰り返し行った。すると、犬はベルを鳴らすだけで唾液を出すようになった。この条件付けを強化するには、繰り返し繰り返し行うことが大切である。さらに、ベルが鳴ると唾液を出すという学習が進んだ後、ベルを鳴らしても餌をあげないといった行為を繰り返すことで、この条件付けを②(  )することができる。これは、犬がベルが鳴っても餌は出てこないと学習したからである。このように、古典的条件付けは生得的に動物に備わっている無条件反射である。
 一方、③(     )条件付けは対象者が④(  )的にとった行動に賞罰を伴わせることにより、行動の発生頻度を変容させるものである。アメリカの心理学者⑤(    )はレバーを押すと、エサが出てくる仕掛けを作り、ネズミを箱の中に入れた。通常ネズミは餌を食べるためにレバーを押すことはないが、レバーを押すと餌が出ることを発見すると、それを繰り返し行い、最終的には餌を食べるためにレバーを押すようになる。このように⑥(  )による行動の強化がこの条件付けの特徴である。古典的条件付けとの大きな違いは、自分の意志でコントロールできるか否かということである。⑦(   )条件付けは自分の意志でコントロールできない受動的な学習反応であるのに対し、オペラント条件付けは主体的に自分の意志で行われる学習反応である。
 分かりやすい古典的条件付けの例としては、白衣を着た医師に注射をされて痛い思いをした子供が、白衣を着た人を見ただけで泣き出してしまうという反応がある。また、オペラント条件付けの活用例としては、ストレッチを15分やったら、ゲームを30分やってよいと報酬を設けることで、次第に行動が強化され、習慣化していく。習慣が身についてきたら、ゲームの時間を1時間にしたり、お菓子を買ってよいと報酬を増やしたりすることでさらに行動が強化されていくのである。


答え
①パブロフ
②消去
③オペラント
④自発
⑤スキナー
⑥学習
⑦古典的


2⃣
①ワトソンが提唱した刺激stimulusに結び付いて反応responseが起こると考える理論を何というか?

②ワトソンの行動主義を引き継ぎ、客観的に観察可能な行動を研究対象とした心理学領域の総称は何か?

③オペラント条件付けを重視したのは誰か?

④アメリカの科学者トーマス・クーン氏が提唱したそれまで当たり前だと考えられていたものの見方が劇的に変化することを表した言葉は何か?

⑤人間の精神を、部分や要素の集合ではなく、全体性や構造に重点を置いて捉える心理学を何というか。

⑥文字や数字に色がついて見えたり、音を聞くと色が見えたりする現象を何感覚というか。

⑦エビングハウスが考案した無意味つづりの単語リストを繰り返し学習させた後、時間をおいて再学習させ節約率を算出する方法を何というか。

答え
①S‐R理論
②新行動主義
③スキナー
④パラダイムシフト
⑤ゲシュタルト心理学
⑥共感覚
⑦節約法


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