雪風

長年観てきたせいでその時々の空気は体感しているが深く突っ込んだ事が無いので何にも語れな…

雪風

長年観てきたせいでその時々の空気は体感しているが深く突っ込んだ事が無いので何にも語れないオタクです。基本的に底は浅いです。

最近の記事

マンガの実写化における本当の問題

一連の事件によって原作無視の実写制作者側と 自らの手で作り上げた創作物を死守したい原作者 の対立が表面化した訳ですが、正直脚本段階での改変や現場での悪ノリ、出演者のアドリブ、諸々の忖度等々、いくら内容をチェックし、都度修正しても媒体の違いの溝ってそう簡単に埋まるもんじゃないんですよね。 二次元世界から二次元世界を再構築してスケールアップさせるアニメ化は親和性が高い分、音響や効果、行間を埋める事での奥行き等のマンガや小説ではできない要素で勝負できる。 このアドバンテージは強力だ

    • マンガのドラマ化について

      アニメのクオリティが近年非常に高くなった事もあり、関連コンテンツや書籍等を読んでいるのですが声優さんのインタビューなんかを読んでいるともうひっきりなしにオーディションを受けて役を勝ち取った話が出てきます。かなりの大御所や世間一般では人気声優と認識されている方々も例外ではありません、彼らは合格する為に元の作品を読み込み、自分なりのキャラ造形を行いプロとしてオーディションで演技を披露し監督、演出、音響といったプロにジャッジを受けて役を得ていく。そこに妥協も忖度も存在しない作品第一

      • 作品改変に関して

        ここ数日の映像作品における原作者の意向を蔑ろにした改変問題ですが、大元の出来事はこの問題とは本質的には何の関係もないと自分の中では結論が出ました。 セクシー田中さんの原作者である芦原先生は何度も繰り返される改変シナリオに辟易しながらも修正して納得した脚本を制作側に提出し、それを元に作られたドラマには何の文句も無かった事、自分が手掛けた最終2話の脚本とドラマの評判があまり芳しく無かった事、それに関して脚本家から恨み言めいた投稿をされて仕方なく自身の責任において説明を行なったに過

        • 劇場版シン・エヴァと東日本大震災の思い出

          初めてこういう感想を書きます。色んな方々が書いたネタバレを含んだ様々な考察に触れ、自分自身のエヴァへの気持ちを書いておきたくなりました。 新劇場版シン・エヴァのネタバレを含んだ内容となります。 エヴァのTVシリーズが始まった1995年は大変な時代でした。阪神淡路大震災が起こり、オウム事件がありました。どちらも歴史の教科書に載る世界的な大転換が起きた出来事だったと思います。 そんな中でエヴァのTVシリーズは始まりました。自分は地方出身者なのでエヴァを知ったのは放送終了直後

        マンガの実写化における本当の問題