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牛乳とおからとコオロギと

食用コオロギの話と合わせて牛乳の廃棄やおからの廃棄が話題になっていますが、どう考えるのが正しいのか。

まず牛乳の廃棄、要は卸値が生入用と加工用では倍ぐらい違って出荷してもペイしないから捨ててしまっているわけで、ここをどうにかしないとどうにもならない。

おからについても食用が1割であとは廃棄がほとんど。飼料にもしているらしいが割合がわからない。おからは保存がきかないので食用にしても需要が限られるし、飼料にするにしても畜舎と豆腐工場の立地がマッチしないとだめ。保存がきくように加工すると100g100円程度。100g100円だとわざわざ食べたい味じゃないし、飼料に使うのはもってのほかの価格になる。もちろん無駄にしないようにしようとするのはよいことだと思うが、経済性に難があるわけでそれがクリアできるのなら頭のいい人がたくさんいるのだからとっくにどうにかなっているだろう。

牛乳もおからも採算性の壁がある。翻ってコオロギはどうなのか。東南アジアの国ではさほど珍しくないようで屋台で打っている画像をネットで見たことがある。現地の人にとっては安価な食べ物なのだろう。翻って日本ではどうか。コオロギパウダーの価格を見たら100g1400円、、、、。

現状の価格では意識の高い人が買ってください。私は1400円でたくさん撮りむね肉と卵を買います。

採算性の壁をクリアしないかぎり、補助金いれても大してはやらないんじゃないかしらね。
あと、鶏肉とコオロギで必要な飼料の量が思った程さがなかった。そら豚牛に比べれば段違いだけど、それなら今の日本においてわざわざ価格の高いコオロギを食べましょうって話になりませんよね。

食糧事情が将来どうなるかわからないので将来の選択肢を増やすという意味では研究の価値があると思いますが、現状無理して普及させる必要がないというのが私の中での結論。

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