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先週のショートショート【24年06月16日~06月21日】

■2023年06月16日(日)
Yumikoさんから「甘酒」というお題をもらっていたのだが、どれだけ考えてもダメだ。付け焼き刃の知識から外に出られない。発酵系は難しい。21時になってしまい、甘酒を見きって、妻に以前、書いてみたらと言われた「ロボット工場」の話を書いてみる。ちょっと説明的になってしまったが、なんとか620字で書けた。妻に最後を再考と言われ、ラスト二行を変更する。ほとんど表現レベルの表層的な直し。構造は変えがたい。タイトルは「ふざけている人」にするが、このタイトルはあまりよくない。「工場のなかのひと」に変更した。

■2024年06月17日(月)
Yumikoさんからのお題は「ホームセンター」。とにかくでかいというイメージである。中に何があるかわからない。村落すらあるかもしれない(そんなわけはない)。エスカレート型の話を書く。「仏像とホームセンター」というタイトルをつけてアップロード。自分で書いておいてなんだがわけわかんねえ。

■2023年06月18日(火)
Yumikoさんからのお題は「蓮池」。苦戦しそうだと予感したが、やはり苦戦。2000年前の貝塚から発見された種を植えたら発芽したとか、面白エピソードはあるのだが、だからといって、それを書くわけにもいかない。想定は江戸時代で、盗人の話を書いてみる。満足とはほど遠い。なんだよそれという話になった。妻からは「コメントなし」との返事。嫌々読んでいるのがまるわかり。「蓮と盗人」というタイトルもイマイチだ。noteでのビューは伸びたが、これのどこがよかったのか。

■2023年06月19日(水)
Yumikoさんからのお題は「コテージ」。苦戦が続く。そういうしゃれたものには止まったことがない。雰囲気程度はわかる。しゃれた小さな家という意味らしいが、日本では貸別荘の意味で使われている。Webを観ながら「高いなぁ」と呟いていた。そんなことを考えている場合ではない。アイデアが浮かばず困ったので、とりあえず「オレはコテージだ。」と書いてみた。あまりやってはいけない禁断の手。なんでだよと突っ込まれると一言もないのだが、そのまま最後まで書く。タイトルは「危険なアジト」にしてアップロード。

■2023年06月20日(木)
Yumikoさんからのお題は「立ち話」。いろいろ考えつくかと思ったが、そうでもなかった。思考力がだんだん低下していっているのがわかる。ご近所付き合いの立ち話をしているうちに時間が過ぎて出社できないという話を書く。最後の部分を何度も書き直すが納得がいかない。時間切れ。落ちがヘタクソ。「なにげない価値」というタイトルでアップロードした。

■2023年06月21日(金)
Yumikoさんからのお題は「道の駅」。あ、自分とは関係ない系のやつだ。実感なしなので、へんなものを書いてやろう。と思いつつ、書き始めたら、あら、説明ばかり。こんなの読みたくないな。なるべく説明をばっさり切る。近未来の話なのだけど、伝わるかどうか。「強突く張り」というタイトルをつけてアップロードする。

■まとめ
今週はいいとこなしである。いつもだろうと言われるかもしれないが、自分でも捨て鉢な気分になっている。落ちのあるふつうのショートショートを書いてみたい。原点復帰。でも、書けないのだ。アイデアが下りてこない。ぐだぐだ書き出して、なんとなく終わるへんなテクニックが備わってしまったみたいで、そんなものはやく投げ捨てたい。理屈っぽさがとれるのはいい。ファンタジーっぽくなるのもいい。とはいえ、それならそれで、その世界観に見合った「落ち」があるはずなのである。「構造」と「落ち」を求めて、また来週も空想の旅に出る。

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