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神田松之丞、新春連続読み。4日目。

 神田松之丞の新春連続読み「畦倉重四郎」4日目。本日は「おふみ重四郎白洲の対決」(13話目)、「白石の働き」(14話目)、「奇妙院登場」(15話目)の3席。
 時間が余るというので、マクラ話もたっぷり。前座時代を振り返って、4年あるうちの最後の半年が一番つらかったという。前座時代に喫茶店のようなところではじめて勉強会をしたところ、来たお客は8人、うち親戚2人、友だち1人で、実質は5名だったという。10年ちょっとでここまで上り詰めたのはすごい。
「今日はだれ場でございまして、演者と客席の力量が問われます」
 と言って始めた第13話。畦倉重四郎とおふみ、城富がお白州に会して、それぞれの思うところを述べる。「証拠を出せ証拠を出せ」と迫る重四郎。14話で場面は一転、新人乞食の修練の場となる。これこそ同心白石の変身であった。三五郎殺しの証拠をみつけて持ち帰る白石。15話では、当時の牢獄の様子が詳しく語られる。奇妙院という新キャラが登場し、明日につながっていくということで、読み終わりとなった。

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