春風亭一之輔のYouTubeライブ5日目。

　10日興行の中日である。
　マクラちょっと長め。
「正直ね、YouTubeなんかで儲かるわけがねえ。だからもう間口を広げるためにね、落語をちょっと聴いてみたいけど、いきなり課金で聴くというのもなんか気が引けるというか、面倒臭いし、ほんとに面白いの、どうなのという人にも聴いていると思うんですよ」
　志高し。
　でも、本日から「払わせてやってもいいかなと思う気持ちになっているところもある」として、スーパーチャットができるシステムになった。投げ銭が集まっていることがリアルタイムでわかる。人気落語家には生きていってほしいから、こういうシステムはいいな。
　18時半頃から、柳家小三治師匠がYouTubeで「千早振る」をやったという話も。喧嘩かよという話である。
　そして、今日のネタは小三治師匠の得意とする「青菜」。いいなあ、このやりあい。屋敷でやなぎかげというお酒をご馳走になった植木屋が、長屋に帰って友だちの建具屋相手にご馳走をトレースしようとしてちぐはぐになる話。古典をストレートに演じきった。