春風亭一之輔のYouTubeライブ6日目。

　落語ライブもいよいよ後半に入って、6日目。
　マクラは大河ドラマ「麒麟がくる」だった。8時10分から開始というまるかぶりである。染谷将太が浦安鉄筋家族の花丸木くん役と、麒麟が来るの織田信長役を同時期にやっているという指摘。
　ライブ中継が始まってから取材が殺到しており、讀賣新聞が来たという話も面白かった。「急ですね」と言ったら「穴が空いてしまいまして」映画の延期で大泉洋さんの取材がなくなってしまったという。
　このごろ体調がいいてという話もする。トリを務めると、毎日打ち上げで深酒になるそうで、トリもいろいろ大変だ。
「向こうが麒麟だったら、こっちはらくだで」
　と呟きながら、噺が始まる。
　大ネタの「らくだ」である。さすがにこれは何度か聴いたことがある。名作中の名作という感じ。
　長屋の中にらくだという人が住んでいる。兄貴分が訪ねると、ふぐに当たって死んでいる。そこへ屑屋さんがやってくる。前半は兄貴分にむちゃを言われ、葬儀の用意をする屑屋さん。後半は酒を飲んで豹変する。主従逆転の面白さ。