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【補正予算案】半導体生産に6000億円は全て外資企業の怪!? 2/2

そのうえ、技術移転

2021年、TSMCのR&Dセンター(研究開発業務および部門)が筑波に設立された。

旭化成、イビデン、JSR、ディスコ、キーエンスなど、TSMCから指名された日本企業たちが、パッケージ、材料、装置などの技術をTSMCに差し出すわけだ。

日本の半導体のコア技術を外資に差し出して、そのリターンは一体何なのか?5000億円の投資のリターンは?

それらは全く明記されていない。

売り上げがいくらになって、日本への半導体の供給量はどれぐらいか。車載のチップの不足はいつまでに解消できるのか。そのような説明が全くなされていない。

お金をばら撒いて、技術を差し出して、ただそれだけだ。日本の半導体産業を衰退させるだけの政策を行っている。

半導体業界の裏話

最近、台湾の半導体業界や日本のいろいろな所で裏話として囁かれていることだ。

「オランダの某半導体製造装置メーカーから学んだ最先端技術を日本の露光装置メーカーに移転。12ナノの露光装置を作って中国に売る。」

このような裏ビジネスの話が浮上しているらしい。

12ナノの露光装置は、アメリカが「中国に売ってはいけない」と、オランダの某半導体製造装置メーカーに圧力をかけている。

日本からであればそれを回避することができるのではないかと、中国共産党は考え、それをTSMCにやらせようとしている。

TSMCがオランダから技術を勉強してきて、それを日本の半導体製造装置メーカーに教える。そして日本から中国に売ってもらう。あるいは台湾に売ってもらい、台湾から秘密裏に中国に持って行く。

そのようなことを考えているという噂話がちらほらと聞こえてくる。

日本の技術と血税を外資に差し出すことばかりをやっている日本政府だが、どう考えても台湾経由で中国共産党を助けているとしか思えない。

愛国ポーズに騙されるな!

中国のミサイルのチップをTSMCが作っていることは報道されている事実だ。極超音速ミサイル実験の時も、アメリカの政治家が、「TSMC経由でアメリカの技術が中国に抜けている。」と批判していた。

アメリカではTSMCが中国寄りであるという認識は広がっている。

私はTSMC事件をアメリカ政府に通報しているので、アメリカの政府関係者からいろいろ話を聞くことができた。それによると、日本の政府関係者のアメリカ政府に対する説明はこうだ。

「そうですね。TSMCは中国寄りのようですね。TSMCを日本に招いて、中国寄りからアメリカ寄りに手懐けてみせます。どうぞ安心して見ていて下さい。」

日本政府はTSMCが中国寄りであると判っているのだ。

TSMCが解放軍のチップを作っていることを承知の上で、日本政府は金を出している。TSMCもヒドイが、一番のペテン師は日本政府だ。

留学生の件でも、外国人留学生には金をばら撒いて、日本人の大学生には補助をしないと決めているのは日本政府である。

日本国民から金を巻き上げて外資にばら撒く。日本国民が開発した技術を奪ってそれを外資に差し出す。国内産業を衰退させようとしているのは間違いなく日本政府なのだ。

私にはどう見ても売国行為にしか見えないのだが、某雑誌の人たちは、これはすごく良いことなのだと宣伝している。

「彼らは靖国に参拝しているから素晴らしい愛国者なのだ。そして、この愛国者たちが素晴らしい半導体政策を進めている。」

このような、わけのわからない説明をしている。

「靖国に参拝して愛国ポーズを取れば騙せるだろう」と、国民をバカにしているようにしか見えない。

もちろん靖国神社は大事だ。しかし、それを愛国アピールに利用して国民を騙すのはご遠慮願いたい。



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