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ロボタクシー立ち往生で大渋滞!どうなる迷惑自動運転の未来!?

2023/09/28

今日は大渋滞という言葉をテーマにお送りする。シリコンバレーに渋滞があった。何がその原因だったのか。

街に買い物に出かけたら、町の一区画のすべての信号が消え、車が交差点で入り交じって大渋滞になっていた。シリコンバレーはソーラーパネルで電力を賄うエネルギー計画を立てているのだが、狂気の沙汰としか思えない。

もうちょっとしたことでエリア全体の電力が飛んでしまうことが結構起きる。これがITを先駆ける町で起きていることかというほど、全く信号が着いておらず、どうやって運転するのだという風景が広がっていた。

やはり太陽光発電に頼れば、信号までこんなことになってしまうのだということを、今日は目の当たりに体験した。

アメリカの一部ではすでにロボタクシー、無人の自動運転タクシーの実験が始まっている。GMクルーズがいち早くサンフランシスコで、ドライバーがいない完全自動運転のタクシーを商用化している。

早目に登録しないと乗れない特殊なタクシーだが、この自動運転タクシーがかなりサンフランシスコでも渋滞の原因になっている。

サンフランシスコは、ある地域ではドラッグユーザーが集まり、ある地域ではホームレスがテントを張りまくっている。ある地域では自動運転車が渋滞を起こしていて、まるで近未来のゴッサムシティのようになっている。

試験運転開始から半年ほどで、すでに90件ぐらいの問題がサンフランシスコ市に報告されている。さすがに交通局のトップもこの現状に苦言を呈している。

エレトレック社の9月22日の報道で、オースティンで渋滞が起こり、原因を探るとロボタクシーの群れを発見したというタイトルのニュースがある。オースティンの中で突然に大渋滞が発生した。それを見つけたユーザーが、自動運転車同士が出遭い立ち往生しているのを、動画に撮って投稿していた。

クルーズ社が調査をしたところによれば、クルーズ社のロボタクシーのうちの1台が方向転換をしようとした時に、交差点で立ち往生してしまった。

有人の普通にドライバーが運転している車が、鉢合わせになっても、道を譲ってくれるから曲がることができるのだが、どちらも譲ろうとしない、融通のきかないロボタクシーだったので、動けなくなるという事態になった。

そして、ちょうど渋滞のピークは、タクシーの需要のピークだったので、ロボタクシー社は在庫のある限りのロボタクシーを、その地域に送り込んだ。そしてロボタクシーだらけになり、ロボタクシー同士で渋滞を起こしまくって大渋滞になってしまった。

クルーズ社が交通渋滞の原因の調査に来たら、自分たちの会社の車が原因だったことに気がつき、そのエリアからEV車を徹底的に撤収したと話題になっていた。

エレトレックのニュースの最後に、「この一時的に混乱に巻き込まれた不幸なドライバーにとっては、せいぜい小さな不便でしたが、それでも苦痛だったでしょう。幸いなことに周りにオレンジ色のコーンはありませんでした」と締められていた。

アメリカは工事の時にオレンジ色のコーン使う。自動運転車はそれを見ると、工事中だから侵入してはいけないと人工知能に教え込まれているので動けなくなる。

それでサンフランシスコで、自動運転車が邪魔だ、鬱陶しいと思っている人たちが、見回り団を作って、自動運転車が走っているのを見かけたら、そのボンネットの上にボーンとオレンジ色のコーンを置いて回る。そうすると自動運転車のカメラがそれを認識して動けなくなってしまう。こういうことをしてサンフランシスコの街を守っている有志たちがいる。

皆さんもサンフランシスコに来たら、是非ともオースティンに行ってロボタクシーに乗ってみるのもいいかもしれません。私は事故の件数が結構な数報告されているので、その勇気もありません。しかもEV車が事故で燃え出したら、いつまで燃えるのか分からない。それでも怖いもの見たさで乗ってみたい人は、試してみるのもいいかもしれません。

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