トランプ暗殺が昨日だった大人の事情
2024/07/15
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昨日、トランプ前大統領が銃撃された。銃弾が耳を貫通し、彼は血を流しながら会場を去っていったが、トランプ前大統領陣営と共和党全国委員会は無事を発表。７月１５日のウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される共和党大会に参加することを表明した。
トランプ前大統領も、「大統領戦候補を正式指名するミルウォーキーでの共和党大会に参加することを楽しみにしている」とのことだ。
今回の銃撃事件で、トランプ前大統領の応援に来ていた方が流れ弾に当たって亡くなられたことに、心からご冥福をお祈り申し上げる。
犯人は射殺されたが、彼の本当の動機や、その背後にある動きがまったく解明されないままだ。逆にシークレットサービスのスナイパーは、犯人がライフルを構える辺りから見ていたのではないかという疑惑の声も上がっている。
トランプ前大統領が、なぜ昨日暗殺未遂にあったのかについて、当社のエンジニアやワシントンＤＣの人たちと話をしたが、１５日の共和党大会にトランプ前大統領が参加することを阻みたかった人たちがいるのかもしれないと言っていた。
この１５日の共和党大会とは、トランプ前大統領が、共和党が指名する正式な大統領戦の候補者になる日なのだ。それが決まった後にトランプ前大統領を暗殺したとしても、大統領戦で副大統領に誰を指名するのかは、トランプ前大統領の権限になる。
ということは、トランプを殺しても、トランプを支持しているトランプに指名されたMAGA（マガ）の人たちが、副大統領から大統領の候補に繰り上がるだけなので、共和党大会で正式な候補者になる前にトランプ前大統領を暗殺したかったのではないかと言われている。
トランプ前大統領は、「Make America Great Again（メイク・アメリカ・グレート・アゲイン）」というMAGA（マガ）のキーワードで一世を風靡しているが、共和党のすべての議員がMAGA（マガ）ではない。
共和党の中でも、どちらかというと民主党と考えが近いグローバリスト寄りの派閥と、アメリカ国内のローカルで働いている人たちの利益を大きくしようというナショナリスト寄りの考えの人たちとに割れていて、もしトランプ前大統領が昨日命を落としていたら、民主党側は共和党陣営といろいろ交渉できる余地が生まれていたかもしれないと言われている。
トランプ前大統領が指名しようとしているのではと言われているのが、ジェームズ・デービッド・ヴァンス氏で、１９８４年生まれの、まだ４０歳にもなっていない非常に若い方だ。この人は強力なトランプ支持者なので、彼を副大統領候補に指名されたくないと思っている人たちが動いたのかもしれないと、ワシントンＤＣの人たちと話した際に言っていた。本当に大人の事情は怖い。
トランプ前大統領の銃撃事件の後、このままこの世界が暗黒時代に突入するのではないかと少し弱気になった。我が国も安倍元首相が暗殺されており、トランプ前大統領も白昼堂々狙われたのだ。民主主義の危機である。
言論で世の中を良くしていこうという私のこの気合いが、こういった暴力に勝てるのだろうかと不安になったりもしたが、それでもやはりやっていかねばならない。
今までの民主主義が幻想だったのだ。日本は戦わずして民主主義が始まっているので、民主主義のありがたみが分かっていない人も結構いるが、ただ果たして本当に民主主義なのか疑問に思うことがたくさんある。女子トイレがどうなるかすら分からないような時代、増税増税で生活が苦しい社会になってきている。
そんな中、減税を受け入れてもらえず、水道高熱費は上がるばかり、そして賃金は上がらないのに物価だけが上がっていく。
それを日銀総裁は、「賃金と物価の好循環」という謎の言葉でごまかそうとしている。物価が上がって実質賃金が下がっているのだから、悪循環なのだ。国民の感覚とは乖離した政治がずっと続いていて、このままだと国民生活が疲弊するだけなのが、もう見えているわけだ。
いま仮に、私たちが自分で政治家を選ぼうとした時に、彼らが暴力によって殺されるかもしれないというこの危機。
それでも、そういう闇の権力者や表の権力者たちと戦って、自分たちの意思を政治に反映させていくことをやらねばと思う。
ＩＴはもはや民間が軍事を超え、ＩＴ技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。
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