米共和党のキングメーカーが、ソフトバンク全株売却!?
2022/08/17
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ソフトバンクは謎の銘柄である。
どこからともなく金が出てくる謎の銘柄だ。
突然巨額の赤字は出るわ、ところが幽霊株で食いつなげる。その資金繰りが謎すぎて怪しい会社なのだ。
日本の個人投資家に対して、リスクリターンに見合わない、個人投資家向けの社債を発行している。
一見、利回りが高く見えても、ソフトバンクのリスクは高い。
そのため、リスクリターンの計算の仕方を知らない一般の投資家からすると、高い利回りで非常に魅力的に見える社債を発行している。
最近はついに機関投資家から見放され始めている様子が見えてきた。
読売新聞の8月17日の報道
政経会議で皆さんと一緒にソフトバンクグループが発表した決算資料を読んだ。金利が上がってきて株式市場も軟調で、ソフトバンクグループはビジネスモデルが通信事業ではなく、通信事業はソフトバンクのビジネスである。ソフトバンクグループ自体はファンドでいろんな企業に投資をしている。巨大ファンドなのだ。この巨大ファンドが主に株式投資をしているので、株式市場の低迷がもろに損益計算書にヒットして、その評価益の損失が3.1兆円分の巨額赤字になってしまった。そして今後の見通しもかなり厳しいと発表をしていた。
それに対して、アメリカのヘッジファンド、エリオット・マネジメントの創業者ポール・シンガーは、今でもデシジョンメーカーとしてエリオットの中で強い立場にある。この人が、フォーブス誌によると、総資産36億ドル、5000億円ぐらいの超大金持ちで、アメリカの多くの議員に多額の献金をしている。特に共和党が好きで、共和党のキングメーカーと呼ばれている。
以前にマルコ・ルビオに多額の献金をしていたが、実は反ドランプだ。共和党は好きだが、トランプ前大統領のことをあまり好きではない。こんな奴が大統領になったら、アメリカは本当に大災害、ディザスターだ。もう最低最悪になると言っていた。
やはりアメリカのエスタブリッシュメントのポール・シンガーは、どちらかと言えばディープステート寄りの人で反トランプなのだ。ソフトバンクグループの株を保有していたが、ほぼ全株を売却した。
2022年の2月頃に株を買ったが、このタイミングでソフトバンクグループを買えるのはすごい。先見の明がある。買った当時は4700円台ぐらいだった。そこから株価がグッと上がって5700円ぐらいで売っているので、一番良いときは逃しているが1000円ぐらい抜いている。
その大手のアメリカのヘッジファンドが、3000億円級のソフトバンク株をほぼ全部売却した。やはりプロが見ても、ソフトバンクはまずい状態にあると捉えられている。
2019年にウィワーク事件があった。ウィワークというレンタルオフィスの会社が、なぜか自称IT企業と名乗っていて、時価総額4、5兆円でIPO(新規上場)をすると言われていたが、実際の評価価値は半分以下だとアメリカの紙面で叩かれ、巨額損失を出した事件があった。ウィワーク株が詐欺だったのではないかという事件だ。
ウィワークの創業者のアダム・ニューマンは、自分の持ち株はさっさと700億ぐらいで売り抜けて、自分は金持ちになっていた。珍しく孫氏だけが負けて、創業者だけが儲かった。
やはりこのウィワーク事件は、アダム・ニューマンが一枚上手だったと言われていた。その2年前のウィワークのスキャンダルをリークしたのも、アメリカのディープステートだろうと言われている。
今回は共和党のキングメーカー、エリオットマネジメントのポール・シンガー、そのような超有名人も、もう孫正義はだめだと見放してしまった。
いまアメリカの政界や、ディープステートの動きを見ると、すごく割れている。あのアリババもSEC(米国証券取引委員会)から、まともに決算をやっていないと攻められている。上場を廃止するぞと迫られていじめられている。
TSMCも、反TSMC派のディープステートグループから、結局半導体不足の犯人だ、よくも俺達をハメやがったと考えられている。そういう奴らをアメリカに引き入れてくるこのソフトバンクも叩いてやる。この浙江財閥たたきの動きが、かなり大きく出てきた。
今後のソフトバンクの展開が非常に楽しみである。さすがに孫氏も守りに入るとはっきりと株主総会で言っていたので、もしかしたらぽつって打つ手が無いのかもしれない。
いつまで孫正義氏のゴースト株マジックが続くのか? アメリカ政府の監視下に入って、いつまで何回も何回もアリババ株を売り続けられるのだと監視されても、大丈夫なのかどうかが今後見物である。
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