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【衝撃の事実】熊本県が企業の猛毒排出隠ぺいを自白

2024/07/08

//www.youtube.com/watch?v=qY_l-tcYSrk&t=490s

熊本県が企業の猛毒フッ化水素の垂れ流しを、隠蔽工作していたことがついに ニュースになった。

2年前から、その半動体工場は大量のフッ化水素排出していないかの様にデータを改ざんしていると指摘してきた。
それがニュースになっている。

熊日新聞7月6日
『ソニーセミコン フッ化水素排出量を誤報告21、22年度システム更新後「ゼロ」』
スマートフォン向け画像センサーなどを生産するソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(菊陽町)は2日、反動体の製造に使う「フッ化水素」の2021年度と2022年度の排出・移動量をゼロと誤って国に報告していたと明らかにした。システムの更新後にフッ化水素のデータが抜け落ち、担当者がそのまま、排出・移動がなかったと誤認したことが理由という。

ソニーセミコンは熊本日日新聞の取材に、実際の排出移動量は「精査中」と答え、把握後に速やかに修正する意向を示した。フッ化水素の処理については「過年度分も含めて法令に従って適正に処理をしている」と説明した。

事業所で使われる有毒性のある科学物質は、環境省が排出・移動状況をまとめて「PRTRインフォメーション」として毎年度公表している。基礎となるデータは、関連企業が県などを通じて報告する。

ソニーセミコンは数種類の科学物質が対象となっているフッ化水素の排出・移動量は20年度には約6万kgだったが21、22年度はゼロとなっていた。

この日の県議会経済環境常任委員会で、立憲民主連合の蒲田聡氏(熊本市2区)が「2年、数字が出ていない。県はチェックしたのか」と指摘。廣畑昌章環境保全課長は「速やかに修正するよう指示した。県民が注目する物質がゼロになった経緯を調べておくべきだった」と答弁した。

ソニーセミコンは「地元住民や県などの関係者に大変なご迷惑とご心配をおかけした。今回の謝りを真摯に受け止める」と再発防止に取り組む考えを強調した。

しかし、本当かと思う。普通に考えて半動体の仕事をしている人だったら、半動体工場がフッ化水素を使わないなど信じるわけがない。使わないなどあり得ない。

県の担当者も毎年フッ化水素が使用されて排出されるのが当たり前なのに、突然それが出されなくなったら、おかしいと思うはずだ。フッ化水素を使わずに半動体を製造するなどかなり難しい。

ここで出てきたPRTRインフォメーションというのは、いろんな工場や事業所で使われている健康に害があるような物質を、どれだけ排出しているのかを正直にディスクローズして、それを県がチェックし、国にそのまま報告するシステムをいう。

その中でデータを企業が県を通じて報告する。企業が嘘をついても、県がきちんとチェックしていれば分かるものである。それをソニーセミコンダクターが、「すみません。システムを更新したらデータが抜け落ちていました」と言い、県も「使わなくなったのかなと思っていました」と言うのはあり得ない。

もう一度、先日もお見せしたPRTRインフォメーションの情報をおさらいする。「PRTRインフォメーション広場」というのは、有害性のある多種多様な化学物質がどこから出て、どれぐらい排出されたのかを見るシステムである。

それなので、ここに掲載されているものは基本的には毒である。工場から出てくる毒がどれぐらいあるのかを見ている。そして問題のソニーセミコンの菊用町にある熊本工場の排出量を、化学物質ファクトシートの中から見ていくと、このグレーがフッ化水素。この復活水素の排出量が令和3年、4年でいきなり消える。
6万kgも毎年使っているのに、いきなりね令和3年、4年にTSMCの話題が持ち上がった年から、フッ化水素の使用がゼロになるなど不自然である。

これはフッ化水素の毒性についての研究データだが、PRTRの対象に選定された理由はフッ化水素には変異原生、経口慢性毒性があり、飲み続けると毒である。飲み続けると確実に体に溜まり、それが毒となると体の健康に対して害がある。すぐには無いかもしれないが害はある

フッ化水素は強烈な猛毒で、半動体工場の現場でも非常に危険なものだと認識されている。韓国も半動体で最先端を行っているので、半動体関連の素材を作っていて、フッ化水素が漏れて工場の近隣の人が死んだり、何千人もの人がそれを吸って健康被害に遭ったことがある。

もちろん薄めれば薄めた分だけ毒性は希釈されて、すぐには人体に影響はないが、蓄積されていくと、いろんな腎不全とかの症状が出てくる。そういうものを隠蔽してもよいのか。

しかも熊本県は飲み水、水道水は地下水なので、それを垂れ流しにしているのを隠蔽工作した。今後TSMCの工場が稼働してどれほどの毒物が出てくるのか。どういう科学物質を使うのかは一切非開示にしている熊本県が、TSMCと連携しているソニーのために、フッ化水素のような猛毒を排出していることの隠蔽工作に加担するなど言語道断である。

私たち一般庶民には金がない。それは増税のせいだ。消費税は上がり続ける。そして社会保険料も上がり続ける。もう五公五民の時代になっている。その上太陽光パネルを張りめぐらして自然を破壊され、飲み水にまで毒を撒かれたら、どうやって生きていったらよいのか。

熊本の水道水は地下水なのだ。熊本は環境を守らねば、地下に溜まっている地下水に毒が混ざったら、そこに住んでいる人たち皆それを飲んで生活している。それを「気がつきませんでした」の一言で済ませるとは、どういうつもりなのか。

今回はこうして多くの方がソニーのフッ化水素排出隠蔽工作、そして県がそれ に加担していることに気がつき、議会にまで持っていったから報道されたが、「あっ、すいません。間違えました」というこの熊本県の対応は酷すぎる。信じられ ない。本当に熊本県の人がかわいそうだ。

熊本県は病の悲劇があった。だからこそ環境問題にもっと真摯に取り組まなければならないはずだ。それなのに肝心の熊本県が、大企業のために隠蔽工作に走っているなど、そのような事があってはいけない。

皆さん、いろんな方がソニーのフッ化水素排出の隠蔽工作について、議会に陳情してくださったり、熊本県に苦情を入れたりして、やっと動いたのだ。皆さんはもっともっと熊本県に対して、苦情を言わないといけない。ソニーセミコンになぜ隠蔽したのだと言わないといけない問題である。

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