メタバースがGAFAを破壊する!?
2022/05/07
■ インターネットで自由に情報を得ることができるか
新刊のタイトル『メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する』を見た方から、メタバースがGAFAを破壊するとはどういうことなのか。仲間ではないのかというご質問をいただいた。
メタバースとはインターネット上の三次元空間内で人類がアバターとなって通常の生活のような活動を行う。その空間の事をメタバース、もう一つの宇宙空間、仮想空間。そこに私たちが生活しているリアルな空間と同じ空間を作ろうというイメージなのだ。
それは何なのか、今のGAFAと何か関係あるのか、次の時代の新しいインターネットだからGAFAと何が違うのか、それらについて少し話をして行きたい。
インターネットのWWW.の略称はワールドワイドウェブという言葉の頭文字を取った言葉。世界中に網の目のように通信インフラを敷設して、その上に繋がっている空間がインターネットである。
末端にいる人たちがいろんな経路で、お互い自由に情報を取ることができるというのがインターネットの思想。たまたまこの図が五芒星状になっているが、実際は網の目状になっていて、敵からの攻撃を受けて一つや二つ潰されても、別のルートを辿って通信ができるというのが、インターネットの思想になっている。
前の時代の通信はツリー構造状になっていたので、一か所基地局を破壊されるとその下にぶら下がっている通信の基地局が繋がらなくなる。そういう接続形態によるボトルネックが生じてしまっていた。
インターネットが始まった頃、ITバブルと呼ばれた時代は、今まで日本人だったら日本国内だけ、日本のメディア、日本の出版社が出版したものだけ、しかも流通に乗っているものだけ、日版、東版が取り次いでいるものだけにしか情報にアクセスできなかった。
それがインターネットの時代になったことによって、自由に国境を越えていろんな人のサーバーにアクセスをして、そしていろんな情報を取得できるという理想像に燃えていた。
■ GAFAが見せるものしか見ることができない
ところがITバブルでいろんなITの成長があり、蓋を開けてみると、実は私たちは自由に情報を取れていなかった。実はビッグデータの時代到来で、多くの企業がビッグデータビジネスに乗り出そうとしたのだが、結局は大資本に負けてしまってGAFAによる寡占が進んだ。GAFAに完膚なきまでに叩きのめされて、情報は自由に取れないというのが今の時代なのだ。
さっきの図とどう違うのかと言えば、先ほどの図は、インターネットのネットワークの理想像は網の目状になっているが、実際はこうなっている。
このインターネットでみんなが自由に情報を取りに行っていると私達は信じているが、実際はスマホやパソコンの端末からインターネットのインフラを経由してグーグルやフェイスブック、マイクロソフトのサーバーに一直線に向かっているのだ。
スマホを使って検索をすると、まず検索エンジンはグーグルなので、グーグルのサーバーに入ったら出てこれない。検索するとグーグルが見せたい検索結果しか見えていない。
ユーチューブもユーチューブが許すものしか見せていない。フェイスブックで友達と情報を共有したいと思ってシェアしたらバンされてしまったこともよく経験されていると思う。
フェイスブックもフェイスブックが見てもいいと許可を与えてくれたものしか 共有できない。フェイスブックが駄目というものは共有できない。
私たちは自由な情報時代を迎えたという幻想に飲み込まれたまま、GAFAの データセンターの中に閉じ込められていたのである。実はディストピアだったというのが現実なのだ。
これを覆す力があるのがメタバースなのだ。でもメタバースの勝者は誰なのだというのが鍵になる。その中でも今中国が強い。それをさらに覆しに行かないといけない。
その覆せるプレイヤーは何か。そのメタバースの未来について書いているのが5月11日発売の新刊『メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する』
本を読むのが苦手だという方は、良かったら5月21日の2時からユーチューブ講演会、メンバー限定で「メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する」をお送りします。
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ライブの時間帯であればチャットにも参加してもらえる。その後30分間の質疑応答時間があるので、チャット欄から皆さんご自由に質問をしてください。
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