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ダボスの野望「全人類監視」を破壊する

2022/05/28

https://www.youtube.com/watch?v=sawhItHwaPk


■ 全人類を監視する時代がもうすぐやって来る

Google、Apple、Facebook、Amazon、このビッグテックを代表する四社のことをGAFAと呼んでいる。

GAFAが作り上げている監視社会をどのようにして行くのか。どのように防いでいくのか。国民の自由、人類の精神的な自由、個人情報が盗られ放題になっている状態を変えて行くにはどうしたらいいのか。

GAFAだけではなく、そのさらに後ろにいる人たち。陰謀論と呼ばれるが、世界経済フォーラム、いわゆるダボス会議で、全人類を監視したいという狂った話がずっと出ている。
 

人類を監視することによって、すべての人の行動を把握できる。GAFAの技術を使いターゲッティングして行く。個々人のどういうカテゴリーの人たちがどういう行動を取りがちなのか。どういう買い物をしている人たちがトランプ支持者で、何を買っている人たち、どういうブランドを好む人たちは、ヒラリー支持者になりやすいのかとか全部データが取られている。
 

トランプ支持者が買うものをよく買っている人に対しては、トランプのネガティブキャンペーンを打つとか、そういうこともできる。

そうやって私たちの意識はかなりコントロールされているという状態にいつでも陥ることができる。基本的に言論統制されているので、非常に自分たちの言論の自由が担保されない時代に突入しつつある。もう多分結構入り込んでいる状態である。



それをいかに覆して行くのか、言論の自由をいかに私たちが維持していけるのかというところが、最終的には技術の戦いになると『メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する』に書いている。


■ 政治の戦いはIT技術の戦い


 結局もう政治的な戦いだけでは勝てない。いかにマーケットシェアを取っていくのかの戦略も必要で、監視できない技術におけるウェブ上のサービスであったり、ITのサービスをいかに広めていくのかというところで技術的に戦っていくのが、次の時代の政治的な戦い。技術の戦いが民主主義に向ける政治的な戦いなのだとずっと話している。

民主主義の戦いが技術の戦い。政治の戦いはIT技術の戦いという時代になっていると、メッセージをずっと発信しているが、いまいちそこが訴求力が少し弱かった。そのダイレクトのメッセージを出してこなかったので弱かったと思う。
 

その技術を使った政治的な戦い、言論の戦い、民主主義の戦いが如何に重要なのかを書いた。要はGAFAにSNSが牛耳られているだけではなく、このSNSという産業そのものが牛耳られていることも問題なのである。
 

だから昨年の2021年の1月にCapitol Hill、アメリカの国会議事堂乱入事件があったが、それを機にパーラーというもともとアメリカの保守派の人たちが好んで使っていたSNSがあったが、アマゾンにあったそのサーバーが突然強制削除されたり、googleとかappleのストアから、そのアプリが削除されたり、最後はパーラーのCEOが自分の会社をクビになったりとか、いろんな事件がある。
 

そういったGAFAによるネットの言論空間支配が非常に深刻で、それに対してどうやって戦っていけばいいのかが、私たちの次のテーマになってくる。今ずっとここ5年6年GAFAの言論統制でいろんな人のアカウントがバンされている。その時代から何かGAFAがおかしくないか、きちんと言論の自由を維持しなければいけないという話は持ち上がっていたが、言論統制がどんどんひどくなってきている。
 

そういうデジタル全体主義と呼ばれているが、このデジタルの世界、インターネットの世界、ITの世界でのデジタル監視システムがもうかなり構築をされていて、次はそのダボス会議で、私たちが吐いた息まで監視しようとしているというアホかというような話も出ている。
 

そういった状態を覆して行くのには、やはりそのデータセンターの構築技術が必要である。世界で一番安いデータセンターを構築するだけの技術革新を行うことがまず第一だ。
 

後は暗号技術で如何に自分のデータを守るのかも大事になってくる。今の暗号だと、ビッグテック側からは、私たちのデータが丸見えなのだ。『AI戦争の真実』でも書いているが、今の暗号システムは、自分たちが暗号化したと思ってもビッグテックからは丸見えで、そのビッグテックはいろんな政府と繋がっているからそっちから丸見えになっている。

そういう問題をどのように是正して行くのかとかも、結局は全部が技術の戦いになってくる。
 

■ このままでは技術流出はとまらない

自分たちが良い技術を作るだけではなくて、日本もいろんな要素技術、素晴らしいものがたくさんある。それで如何にマーケットを取っていくのかのビジネスのステージ、技術開発のステージとビジネスのステージがすごく離れていて、開発からビジネス化までのギャップがすごくて、ここが死の谷と呼ばれている。ベンチャーキャピタル用語のこのデスヴァレーを乗り越えられない会社が非常に多いと言われている。
 

ただそこが適切な投資があれば乗り越えられるはずの会社もかなり多い。日本の投資環境の話をすれば、この間ベンチャー友達と話をしていたが、彼ももともとワシントンで会社作っていたが、日本に戻ってきて日本で会社を作って、日本で投資受けたら1億以上出てこないので、株式を全部買い戻して、もう一度アメリカでやり直したい。

その理由は日本は年間5000億円ぐらいしかベンチャーに対する投資が出てないが、アメリカは17兆円とか出ているので、もう日本ではこれ以上無理と仰っていた。
 

1億円で何ができるのかと思う。ベンチャーキャピタルの人たちからすると、サラリーマンだから1億円は凄く大きく感じるが、1億円では1年2年間、人を一人二人雇い、自分にも給料を出してオフィス借りて設備投資をしたら、2年とか3年保たないぐらいの金額なのだ。

そうすると社長はずっと資金繰りに奔走しなければならない。1年後、2年後に資金がショートするとなったら、ずっと資金調達で駆けずり回ることになってしまう。そういう日本の投資環境だともう話にならないと言って、彼は日本の会社を整理してアメリカに戻る。

もう一人の企業家もこれ以上日本で会社をやってもスケールしないので、シリコンバレーに行く。アメリカに進出してイチからやると言っていた。
 

これ以上日本が中小企業とかベンチャーを冷遇していると、頭脳流出が止まらない。ひとりはバイオテックベンチャーでいま一番ホットな分野、私に金があったら私が金を出したいというぐらいの研究をやっている分野の人で、これでも金が集まらないのだ。すごいなこの国と思ってしまう。



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