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「幸せを追求していますか」憲法改正危機講演会を振り返って

2024/06/14

昨日の講演会は、秋山弁護士と「憲法とは、私たちの権利を守るモノ」だと言うことを、皆さんにも改めて学んで頂ける場となり、とても盛り上がった。憲法改正が言われる根拠に、アメリカから押し付けられたGHQの置き土産である限り、日本国民は、自主独立は出来ないと言われているが、実は、とても良いことが書いてある。憲法をよく読んで頂きたい。

今回の自民党憲法改正案は、悪意を持つ改訳に向かっている。憲法9条で、自主独立を求めている割に、国民から人権を奪い、「表現・言論・政治結社」の自由、全て制限するのだ。民主主義の根幹は三権分立である。

三権分立とは、「『内閣:行政権』が最も権力が集中する場である為、『国会:立法権』で正しく審議し、この法律が本当に良いモノなのかを審議し、法案が可決したならば、『裁判所:司法権』(最高裁)で法案が憲法に違反せず、国民の権利を侵害するものではない事を審議する」事を三権分立と言う。

憲法改正が実現したならば、国会の機能が無くなり、全てが内閣に集中し、中央集権化することで岸田内閣が一人勝ちとなる。憲法改正で、緊急事態条項が宣言されてしまえば、内閣のみで法律が作れてしまう。国会の機能が失われ、内閣が暴走した場合、内閣不信任決議案を出したとしても解散選挙にすら出来ず、フォーエバー岸田路線に一直線だ。

憲法の大事さに気が付いたキッカケは、中国人の背乗り事件である。中国人の背乗りを見つけ、死んだ日本人の戸籍を乗っ取り、その証拠を自分が持っており、証拠を提出したのだが、それを元に国家公権力の東京地検から追われる身となった。その時に唯一自分の身を守れるモノが憲法だったのだ。

憲法が無ければ今頃、自分は檻の中にいた。真実を知る為に、自分の権利を追求することを諦めてはいけない。なぜ背乗りが、「日本から守られているのか」を被害者であり、当事者でもある自分には知る権利がある。「色々な人に諦めて大人しく生きて行けば良いのでは」と言われたが、自分の尊厳を踏みにじられ、自分の権利を守り、自分の権利を追求したいのだ。

自分は、人生で何度か挫折を味わったことがある。一度会社が、中国の背乗りの嫌がらせで潰された。一瞬諦めて違う仕事をしようと思ったのだが、ビジネスパートナーのジェイソン氏に「諦めるな」と言われた。その時、なぜ日本人は、自分の作った会社でビジネスをする権利を簡単に手放し諦めてしまうのかと言われ、本当にその通りだと思ったのだ。

皆さんに知って欲しいことがある。多くの日本人を見て来て、自分の権利を諦めすぎている人が多いと感じる。自分の幸せをもっと追い求めて欲しい。憲法にもその様に書かれている。

個人の尊厳、幸福追求権(憲法13条)
・すべての国民は、個人として尊重される。

個人の尊厳、人格の尊厳では、
「・生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と言う幸福の追求権がついており、当たり前に天から与えられた幸せに成る権利であり、国家が関与しないのは当然なのだ。

しかし、改正案では違うのである。現行案では、「個人として尊重される」と書いてあるが、改正案では、個人の個が無くなり、「人として尊重される」になり、個人の人格は認めないのだ。

幸福追求権については「公共の福祉に反しない」から、「公益及び公の秩序に反しない限り尊重されなければならない」となり、ニュアンスの違いが分かりづらいのだが、公共の福祉に反しないとは、「国民同士、個人と個人の間の権利の調整機能であり、国家ではなく、社会においての他の人の権利を侵害しないのであれば各個人の幸福を追求する権利であり、尊重する」と言う事である。

自民党の改正案では、公の秩序に反しないのであれば幸福追求しても良いと書いてあり、「公の秩序」とは、政府が決めたルールの事である。この様に、この国の憲法改正案には悪意を感じる。「皆さんを個人としては認めない。全部、同じ人とでしか認めない。犬猫と同レベルの人とでしか認めない。個人の人格は認めない。」自分たちの幸せを追求しても構わないが、「お上には逆らうな」と言うことだ。

現行の憲法よりも良くなるのであれば賛成もできるが、この様に現行の憲法よりも悪くなる法案に対し、賛成できるはずもないのである。

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