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V名人戦 振り返りその③
大変遅れたが、この前の対局の振り返り、及び第二期V名人戦の総括をしたいと思う。
対局の棋譜がご覧になりたい方は上記のリンクを参照のこと。
その前に、将棋に関わらずこの手の類のゲームには、こういった言葉がある。
「悪くなってから考えても手遅れ」
その通りだ。基本的に先に大きなミスをした方が不利なゲームである。では、それはどこだろうか?
①おなかが冷えた
まただよと思ったそこのあなた、状況が前回と違ったのだ。
前回対局より1か月がたち、寒くなっていたのにも関わらず暖房も付けずにPCの前で考え事をしていたのが災いして、第一局の熊田戦と同様、対局中に腹痛に悩まされることとなった。食事のタイミングは完璧だったが、消化には気を付けよう、というお話である。脳と胃腸を同時に動かすのは難しいし、体力がいるのだ。
②対局について
私のとった作戦は、プロの久保九段の棋譜を参考にしたものだ。(詳細は棋譜利用とかそういうたぐいのものに巻き込まれるのが面倒なので伏せることとする。)
ここで注意すべきなのは、久保先生は終盤がものすごく強いということだ。
一般人類は真似しちゃいけないタイプだ、間違いないね。
それでも採用したのは、将棋って言うのは色々できるから面白いという、その一点があるからである。序盤に罠が多く勝ちやすい戦法ならもっといくらでもあるものだ。
それはそれとして、こちらの局面をご覧いただきたい。
次に、後手が42金と寄ったタイミングは、25桂馬と跳ねる絶好のチャンスだ。理由はもちろん、後手33角に引くという選択肢がないからだ。
しかし、サメに電流走る。折角位を取った45歩が浮くのでは?そこで46銀と上がって準備をした。
今度こそといったところでまた問題が発生する。
25桂馬24角だと今度は46の銀が浮いている。あれ?なんで?
また、36の地点に何も効いていないのもまた玉頭戦になると困る。困るな?
本譜は47金と上がって受けたけれども、それが失敗。△65歩が思ったより早く、そのまま横の攻め合いの将棋になって、金無双では穴熊に勝てなかった。穴熊は強いのだ。ではどうしたら良かったのか?
①25桂馬24角を決めてから47金
これなら65歩の攻めは角の効きもないのでそれほどでもない。
②46銀ではなく47金
65歩の攻めを緩和するならこちらだろう。銀は57の地点でも働きが良いと思われる。
そんなところだろうか。
最後に、V名人戦を完走した感想ですが・・・
他人の将棋を生暖かい目で見守りながら放送するのは意外と楽しいものだと思う。期間が長いわりに対局数が少ないのは気楽でいいですね。でも熊田さんには勝ちたかったサメねーって感じ。
以上です。noteに記すのちょっと遅れてすまんの。
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