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最寄会で博多雑煮

先週金曜日は新年最初の最寄会(ご近所さんで集まる一番小さい集まり)で先輩会員Uさんがご自宅でお雑煮をふるまってくださるとのことだったので、楽しみにして出かけました。

全国各地に様々なお雑煮がありますが、福岡の博多雑煮は商人の意気込みが現れていて具だくさんなのだそうです。
福岡で生まれ育った私ですが、初めて知りました。

キッチンには下ごしらえされた具材がきれいに並べられています。

下ごしらえされた具材

野菜は一人分ずつ竹串に刺され、エビと鶏肉は固くならないように別に。
福岡ではお雑煮にかつお菜を入れますが、お正月過ぎると売っていないのでほうれん草で代用されていました。
ちなみに東北ではセリを入れるそうです(岩手出身の会員さん談)。

下茹でされた鶏肉と具材再加熱用出汁と雑煮のスープ

鶏肉は一度軽く茹でて臭み消しのためのレモンと塩で煮てあります。
本来はブリも入りますが、今回は省略。
そして具材を温めなおすための出汁(吸地八方というそうです)とお雑煮に入れる出汁が別々に用意されていることにびっくり!
出汁で直接煮ると濁るし、大人数のときは合理的なんだそうです。
具材の下ごしらえで使用したお湯を使い、さらにそのあとしゃぶしゃぶなどにも使えてむだにならないとか。
おいしくなって気持ちよく使いきれるすてきなこだわりですね!

温めた具材を器へ

温めなおした具材が器に盛り付けられますが、竹串に刺しておくとさっと並べることができるんですね。
思いついた人すごい!

餅は薄切り大根の上に

お餅はレンジで温めた後出汁にくぐらせて薄切り大根の上に入れます。
これは器にお餅がくっつきづらくなるように。

最後にスープを注ぐ
雑煮と黒豆と大根の漬物

ブランデー入りの黒豆と柚子漬け大根とレモン漬け赤大根と一緒に博多雑煮をいただきました。
どのお料理も丁寧に作られていてとてもおいしかったです。

手前のお箸は栗の木でできたもの。
1年調子よく過ごせるようにと新年の食事に使うそうです。
別の会員さんのお宅ではお父さまが毎年小刀で手作りされていたそう。

手作りの桜茶

食後にはUさんのご友人が塩漬けにされたという桜のお茶をいただきました。
とてもいい香りでさらに幸せな気分に。

岩手ではお正月にはお雑煮のほかにごまやくるみ、納豆、海苔など、好きなもので和えたお餅をたべるそうです。
我が家はみんなお餅大好きなので、全部試してみたいです。

こんなふうにお正月のことや友の会のことを話しながらお雑煮をいただいて、有意義な会となりました。

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