Perfumeのライヴを観に行ってモヤっとした話
9月1日に日本ガイシホールであったPerfumeのライヴを観に行った。
私自身同じ広島県出身であるが、それほどPerfumeに思い入れが強いわけではない。友人が絶賛していたり、SNSでも良いレビューをみるので、興味があった。そして、たまたまチケット発売の知らせをこれまたSNSでみつけたのでチケット購入に至ったというわけだ。フェス以外のイベントのチケットとしては、自分史上最高額であったと思う。
そして、期待して観に行き、観たいものが観れたというところはあるが、それ以上にモヤっとする点が大きく残ったというのが正直な感想だ。
まず、私が何を期待していたかというと、テクノポップ、ダンスにライヴでしか観られないホログラムが掛け合わされた唯一無二の世界観だ。それが観られた曲もあった。2,3曲だが。
とはいえ、曲中のパフォーマンスや演出にはホログラムが少なかったこと以外、全く文句はない。ホログラムが少なかったのもそうゆう演出であるから、別にそんなに注文をつけるつもりはない。
じゃあ、何がモヤっとしたのかと言うと、MCだ。
冒頭4曲で会場が盛り上がったところで、MCに入るのだが、それが30分程度続き、私の心は完全にダレた。途中でイラついてしまった。
芸人や落語家の話であれば、30分聞いていても問題ないが、彼女達はお世辞にも話が上手いとは言えない。彼女達のMCが好きな人もいるだろうが、それならそれでトークショー開いて人を集めれば良いと思う。
彼女らがアーティストかアイドル、どっちに分類されるのかはたまたどちらにも分類されないカテゴリーなのかよく分からないが、少なくとも私が期待していたのはアーティストとしての彼女達であった。
そして、その苛つきをさらに煽るように、「ライヴって最高だよね」と彼女達は話す。そう、ライヴは最高なのだ。だからこそ、もっと曲を演らんかい。
その30分のMC後のパフォーマンスはとても良かった。
そして、終盤に向かい、最後の曲の前で再度MCが始まった。
え?3人とも泣いてるの?ツアーファイナルならともかく、何公演かあるツアーのまだ真ん中だよね。もしかして、毎公演泣いてるの?と、せっかく盛り上がったのに、感動するどころかまた冷めてしまった。
そして、そのMCで止めの一言が。
「こんな手作り感満載のセットでライヴをして…」
いや、どこがやねん!それは流石にセット作った人に対して失礼じゃない?そんな学芸会レベルのものじゃないやろ。
で、最後の曲をみて、アンコールがあったのかなかったのか知らんが、もうそこで退出した。音楽、演劇、お笑いなど、プロが行うイベントに金を払って行って、モヤっとして帰るのは初めての経験だ。
ホームページには終演時間は前後することがあるが、19:00-21:00予定となっていた。終わったのは21:10頃であったと思う。と言うことは、MCの時間は彼女達が無意識に話しすぎた部分はあまりなく、ほとんどが予定通りであったと言うことだ。セットの調整で時間がかかるのかもしれない。とはいえ、もう少しMCの時間を短くして、3, 4曲多く観たかったものだ。
また観に行くかどうかは今は決めきれないが、今回のチケットの額を払うことに対しては間違いなく躊躇すると思う。
思い入れの強いPerfumeファンはあのMCに関してどう思っていたのかとても気になる。
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