【ケアマネ絵日記】Mさんの徘徊
S子さんのことを覚えているだろうか?
S子さんの義理の弟さん(以下Mさん)を支援し始めたのは
S子さんが亡くなった直後でした。
S子さんにお線香をあげに行った時に、妹さんから相談されたのが始まりでした。
S子さんの終了の挨拶の場で妹さんに相談され、翌週には初回訪問、契約をしてました。
相談内容は「認知症が出て来て独居生活が難しくなり、服薬管理(糖尿病)など利用したくて介護保険申請をした」でした。
車を運転しており、認知症のため運転も辞めさせたいのが家族の願いでした。
ヘルパーさんや訪問看護を使って生活を整えていく支援を提案しました。
Mさんは初め受け入れてくれていたように感じたのですが、いざヘルパーが家に来ると「俺は自分で片付けも買い物もしてるから必要ない」と言い、ヘルパーはインスリン注射後の片付けくらいしかできませんでした💦
看護師の受け入れはできたため、インスリンの手技や服薬管理を行ってもらいました。
徐々にインスリン単位が減って行って、生活が見えてきたか…?というときに事件は起こりました。
日曜日、妹さんが自宅訪問すると不在で、行きそうな場所を探したが夕方まで帰ってこなかったらしいです。
そして夜、警察から連絡があり、保護されていたとのこと。
家族の名前や住所が言えず、家族への連絡が遅くなったとのこと。
妹以外の家族が警察に引き取りに行き、自宅に戻ったというのが日曜日のこと。
翌月曜日に報告を聞き、慌てて訪問、妹さんも来てくれました。
妹さんや他の家族は「自宅での生活は続けられないだろう。施設入所を早急にしたい」という話しになりました。
ひとまずショートステイを予約して、2日後から行ってもらうことに。
ショートステイに行く前に訪問したらこんな感じでした…(;´・ω・)
Mさんの家族は妹さん以外に娘が市内に住んでおり、その娘が来たらおとなしくショートステイ先まで行ってくれました。
訪問看護の時間にどこかに行ってしまったり(探した)、免許が切れていると勘違いして突然運転をやめたり、運転をやめたかと思ったら自転車を買ってきたり、短期間で色々あったMさんの支援でした。
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