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心刷祭2019レポート

こんにちは。
藤原印刷の広報、竹村です。

「心刷祭2019」が終わり、秋の憂いも相まってなんだかしんみりとしていたのですが、今日は改めてあの素敵な1日を振り返り、イベントレポートを書いてみました。どうぞお付き合いくださいませ。

創業初、工場を開放してのイベント

これまで他社さん主催のイベントに出展させていただいたり、場所をお借りして小さな展示会を開く、ということはあったのですが、自社の工場を開放してのイベントは創業以来はじめてのことでした。

▽心刷祭のきっかけなどはこちらの記事をご覧ください。

そのため、22もの出展社が集結するマーケットや、印刷の面白さを体感できる4つのワークショップなど、自分たちでもわくわくするような内容を企画・準備しながらも、松本で開催するイベントにどれだけの人が集まってくれるのだろう、とそわそわする毎日。
特にワークショップは全部で120も枠があって、半分埋まればいい方だよなぁ、なんて心の中では思っていたりして。

けれどもそんな不安をよそに、地元の各メディアをはじめ、多数のWEB媒体にも取り上げていただいたことや、出展社さまのSNS告知などのおかげで、どんどんと埋まっていくワークショップ。開催2日前にはすべて満席となったのです!

▽松本経済新聞

▽しゃかいか!

▽藤原兄弟でFM長野の「ラジモ!」にも出演させていただきました!

ラジモ!-thumb-600x450-472

▽おかげさまで満員御礼!

そして22:00過ぎまでおこなわれた前日準備。工場ならではの空気感を味わっていただけるように、普段は紙を積んでいるパレットを重ねて出展ブースや憩いの場を設営しました。

開催前

約300人のご来場!

ドキドキしながら迎えた心刷祭当日。
10時30分のオープンと同時に続々と来場されるお客様で、会場は一瞬にして大賑わいとなりました。普段は殺風景な印刷工場も、老若男女が集うなんとも幸せな光景に。

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なんとこの日、ご来場いただいたお客様はトータルで約300人!(※藤原印刷調べ)
本当にありがたいことです。
その日県内では、りんご音楽祭をはじめ、様々なイベントが開催されていたので、その中で300人もの方が心刷祭を予定に入れてくれたんだなぁ、と思うと嬉しさ倍増です。

話題の出展社が集まるマーケットエリア

出展社さんは、これまでお仕事をご一緒させていただいた大切なクライアントの皆さま。松本にこれだけの方々が一堂に会すのもおそらくこれがはじめてです。

<出展社>
青山ブックセンター本店、AKITO COFFEE、アタシ社、applause、aptp books、Oldies b Goodies、代わりに読む人、京都文鳥社、クルミド出版、三輪舎、栞日、してきなしごと、篠原紙工、スタンダードブックストア、トゥーヴァージンズ、BUS CONRO、バリューブックス、BEEK、堀之内出版、やってこ!シンカイ、RIVER-WALK、わざわざ(※敬称略、五十音順)

え~!ここも、ここも、ここも来るの~!?行かねば!となった人も多いのでは。
それくらい、本好きにはたまらない出展社の数々。
できたてホヤホヤの本があったり、おすすめセレクト、自費出版の本、捨ててしまいたくない古本、などなど、どれにもしっかりと作り手、売り手の思いやストーリーが詰まっていて、かなり見ごたえがありました。
私もほぼすべてのブースをまわらせていただいたのですが、装丁のことや、紙やインキのこと、作品の背景など、直接お話しを伺うたびに熱いこだわりが盛りだくさんで勉強になるし、愛着がわいて、欲しくなってしまう、という無限ループ。
そうだった、これが今回のイベントの醍醐味だった、なんて実感しつつ、いろんなところから聞こえてくる「欲しいものがありすぎてお金が足りない~!」という声に、心の中で激しく共感をしていました。

本だけに限らず、雑貨や飲食の販売もあり、午前中から売り切れてしまっていたものも。

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お目当ての書籍目掛けていらっしゃった方や、両手いっぱいに購入したものを抱える方、じっくりと1つ1つ見ながら作り手と会話をする方、お子さんと一緒に本を選ぶ方など、どこを見渡しても微笑ましい光景ばかり。

出展社さん同士も会話をしたり、買い物を楽しむ嬉しい姿がたくさん見られました。

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体験型ワークショップ

11:00からはワークショップもスタート。
工場見学、インキ練り、印刷立ち会い、ポスター印刷が同時に進行していきます。
どれも事前にチームを作り、各々が「どうしたらお客様に楽しんでいただけるか」「時間内にスムーズにおこなうには」と積極的に意見を出し合い、リハーサルを重ねてきました。

▽工場見学

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▽インキ練り

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▽印刷立会い

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▽ポスター印刷

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その甲斐あってか、ワークショップを終えて、楽しかった!印刷って奥深い!などの感想以外にも、本当にたくさんの方から「スタッフさん同士の連携がすごかった」とか「いきいきと楽しそうに働いてて素敵だった」というお言葉をいただきました。
これはワークショップのスタッフだけでなく、駐車場で誘導係をしてくれていたスタッフや、受付スタッフに向けられたものでもありました。

正直最初は、はじめての大きなイベントなのにこんなに詰め込んで大丈夫かな?オペレーション大変じゃないかな?とすこし思っていたのですが、全然いらぬ心配だったようです。

大きなトラブルもなく、すべて時間通りに進めることができたのは、上から言われたからではなく、1人1人が考えて行動したからで、準備も当日も、自分たち自身が楽しみながらも人を楽しませることに全力を注いだ自慢のスタッフたち。
きっと、職人は気難しい、というような堅いイメージも払拭されたのではないでしょうか。

打ち上げ

無事に終了の17時を迎え、片付けをしたあとに出展社のみなさんとお疲れ様でしたの乾杯!

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私たちは新聞の取材や、noteの記事など、事あるごとにアタシ社のミネシンゴさんの言葉がきっかけでこのイベントを企画した、とお話をさせていただいていたのですが、本人はあまり覚えていなかったようで「大ごとになっていくのでビビっていた(本人談)」のだそう。笑
ですが間違いなくミネさんのおかげで、こんなにもたくさんの人と人、そして人と本が、出会うきっかけをつくることができました。

今回のイベントでは、作り手、売り手とお客様が会話をすることで、ものづくりの面白さや底力を体感していただく、ということと、会場にいる全員に楽しんでいただくこと、その2つを大きな目標としていたのですが、出展社さんからも「お客様とじっくりと会話ができて密度の濃いイベントだった」「誰よりも楽しんでしまった」「また次回も出展したい」、とのお言葉を頂いたりして、ご協力に感謝するとともに、安堵の気持ちと、次回のイベントへのモチベーションがぐっと上がったのでした。

最後に

SNSで#心刷祭 や#藤原印刷 と検索してみると、ご来場いただいた方や、出展社さんによる素敵な投稿がいくつも見られました。

(Twitterより引用)

こうしたみなさんの反応が、日々黙々とものづくりに奮闘する社員の自信や励みにつながっています。
社内でおこなった反省会もネガティブなものではなく、こうしたらもっとよくなるのでは!次はこうしよう!という、前向きなものばかりでした。
今回のイベントの中で、印刷の力でみなさんを笑顔にできるんだ、と認識できたことが大きかったのだと思います。

この秋、本という存在を通して、こんなにも多くの方と気持ちを共有し、盛り上がれたことが、私たちにとって大きな実りとなりました。

ご来場いただいたみなさま、ご出展いただいたみなさま、本当に本当にありがとうございました。またぜひ、次の機会を期待していてくださいね。

お知らせは随時SNSやnoteで発信していくので、よろしければフォローをお願いいたします!(ちゃっかり!笑)

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今月のイベント

ちなみに10月26日(土)には、甲府市の山梨県立図書館にて、「心刷展 ―藤原印刷が伝える、印刷のちからー」VOL.2の開催を予定しています。
心刷祭とはまた違いますが、展示会とトークイベントを予定しておりますので、ぜひお気軽にお出かけくださいませ。

▽詳細はこちら


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