ラジスマがいまいち広まらない理由を考えてみた


ラジスマとは

「ラジスマ」とは、radiko(ラジコ)アプリでFM放送とインターネットラジオ(いわゆるラジコ)を切り替えて聴くことのできるスマートフォンのこと。
ラジオチューナーが内装されているスマホです。
ですのでスマホのバッテリーさえあれば、パケット通信を使わずにFMラジオが楽しめます。
もちろんデータ通信ではないため、ラジコのような「バッファ時間」などという概念はなく、リアルタイムで放送を聴くことができます。

これ、災害時などはスマホがラジオの役割をしてくれるので結構便利ですよ、という話なのですが、災害時にスマホのバッテリーが貴重な環境だった場合はうーん、ちょっとどうかな、とか思ったりします。
というわけで、ラジスマが広まらない理由を考えてみました。



ラジスマが広まらない理由−1:iPhone非対応

ラジスマは前提として、Android(アンドロイド)の機種限定。
最近は続々と対応機種が出ているようなのですがiPhoneでは非対応です。
そういうこともあってか、個人的にはいまいち広まっていないよなーという感じがしています。
年代別で見ると、iPhoneのシェア率って10代・20代は7割を超えているとうことで、この若者たちに広まっていない=拡散されづらいのかな。


ラジスマが広まらない理由−2:有線イヤホンが必要

ラジスマで「FMラジオ」として聴く際は、有線イヤホンのケーブルをアンテナ代わりに使って聴くようになります。
ワイヤレスイヤホンが主流になってきている現在で、それはないでしょーって感じです。
でもFMラジオってアンテナがないと聴けないし…。


ラジスマが広まらない理由−3:タイムフリー機能がない

スマホが「FMラジオ」の役割をする、ということは、つまりラジコのように聴き直しのできるタイムフリー機能なんかもないです。
家にラジオがある場合、それならスマホを使わずに家のラジオで聴くよねって感じですし、日常的に様々なコンテンツをそれぞれが好きな時間に楽しんでいる現代で、生放送だけの機能はあまり使われないと思っています。


ラジスマが広まらない理由−4:操作性が悪い

以前、ラジスマ対応スマホを触ってみたことがあるのですが、「FMラジオ」か「ラジコ」にするかを選択しなければいけませんでした。
これ、地味に手間かなぁという印象を受けました。
操作性、大事です。


世の中は広めたいみたいだけれど

ラジスマ、世の中の大人たちは広めたいみたいだけれど、正直、個人的には今後もあまり広まらないのではないかなぁと思っています。
こういったものは、いくら大きな力が働いて広めようとしたって、ユーザーに日常的に便利に楽しく使われなければ決して広まることはありません。
ラジスマ、今後もぼんやり眺めていようと思います。

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