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こどもが腕を骨折した話

転倒して手をついたところ、全体重が右腕にかかってしまい、衝撃で右前腕部骨折(橈骨骨幹部骨折)しました。その記録。

受傷

インラインスケートの基礎講座(2時間)の講習部分が終わり、自由滑走時間に入ったとき。だいぶ慣れてきて「追いかけっこしよう」と子どもに提案されました。私に「先に行って、追いかけるから」と提案され、心配ながらも仕方なく先に行ったところ。1/4周ほど回ったときに背後でギャン泣きする声が。あぁ転んだんだなぁ。と思ってしばらく様子を見るも、どうも泣き方がおかしい。残りの3/4周回って追いつくころには、スタッフも駆け寄っていました。

湿布とアイスノンを持ってきてくれたスタッフ。先ほどまで教えてくれていたコーチも駆けつけ、「時間気にしなくて良いので落ち着くまで休んで行ってください」と言ってもらえました。外見は特に異常なし。痛がっている部分が骨幹部なので、こりゃ最悪骨折だなぁ。と「ひまわり」で今から行ける医療機関を検索。一度荷物を置きに自宅に戻って、保険証を持ってから向かいました。

診察

電話した時に「今日は混んでいるのでお待たせします」と予告されていたものの、15分待った頃呼ばれ、触診の後レントゲン撮影に。ここで30分待ったのが意外過ぎたのですが(なぜ撮影にこんなに待つの?という意味で)、再び診察室に呼ばれると、若い医師にあっさりと「あー。折れてますね。」骨折を告げられました。

「橈骨、ここ。折れてます。」「あ、太い方(尺骨じゃないと言いたい)」

「でも遠位端じゃないからラッキーでした、手術はいらないでしょう、若いし、固定で治ります」

「湿布と痛み止め出しておきますね。体重は?」

「あ、シーネ固定だから。包帯はずしてもらえば湿布貼れます。」

「2カ所固定した方が良いので、大げさですが肘まで固定します。腕を吊ってもらうんですが、三角巾よりスリングの方が良いと思うんですけれど、1000円ちょっとしちゃうんですよね。三角巾なら300円くらい」「だいじょうぶです、スリングでお願いします」

漢字変換できないような単語を連発する医師。どこかの大学病院から応援で来ているんだろうなぁと思ったら、背中に「順天堂大学病院」と書かれたケーシーを着ていました。

処置

再び待つことしばし。処置室に呼ばれる、また待って医師が来て、シーネを作ってくれました。今どきのシーネは本人のカタチに併せて固めるのですねぇ。グラスファイバーシーネ(オルソグラス)という商品で、アルミホイルに包まれたロール状のシーネを必要な長さ切って、水で濡らして、腕にあて、湾曲を作ったら包帯で固定。7分ぐらい待ったら固まりました。すごいなぁ、なんだこれ。

少し長めにつくったのでハサミで整形して、両端をテープで保護したらできあがり。

看護師さんが腕にシーネを当てて包帯で巻くところは、念のため動画撮影。救命講習で習ったとはいえ、実践ですから。細い方に向かって巻いて、親指にかけて手首を固定。次に肘に向かって巻いて、肘を固定。最後に巻き始めたあたりまでもどってきて、テープでとめる。うん、覚えていた通りだった。

リハさん

「リハさんにこの後のこと聞いてくださいね」と処置室から送り出され、リハビリのエリアへ。リハさん、と呼ばれた理学療法士さんに、スリングのサイズを測定され(大人用になった模様)、装着。「お風呂はシャワーにしてください。シーネの包帯の上からビニール袋をかぶせて濡れないように」。「しばらく右手使えないので、左手でごはん食べたりノートとったりしてください」

何か質問ありますか、と言われても私自身が骨折したことがないから質問がわからない。

で、絞り出した質問が「着替えどうしたらよいですか?」でした。教えてもらいましたが、実践してみた方が早かったです。脱ぐときは左手、頭、右手の順。着るときは逆。長袖は当分無理そうなので、この暖かい(暑い)10月は吉と出ました。

待合室で会計を待っていると、「1つ言い忘れましたー!」と追いかけてきてくれたリハさん。「寝るときはこのスリング意味が無いので、クッションかタオルをあててあげてください。」おぉ、重要な情報をありがとうございます。

初めての包帯

家の近くの薬局に処方せんを送ってから、昼食をとって帰宅。途中で薬局から電話があったので、もしや在庫なしか?と折り返したところ、ご準備できました~のお電話でした。ご丁寧にありがとうございます。

包帯を外したら痛い痛いと騒がれました。まぁ当然ですが。ロキソプロフェンテープという、プラスターテープ剤。1枚貼ってから帰宅させてくれても良かったのになぁ。と思いつつ折れた部分に貼って、包帯を巻きました。

痛み止めはイブプロフェン100mg。OTCは15歳未満禁止だけど、処方薬なのでOK。初めてのキツイ薬だから、吐気とか胃の痛みとか出るんじゃないかなぁ、と思っていたら案の定でした。あぁそういえばグレープフルーツジュース飲ませない方が良かったかな(後の祭り)。

初めてのお風呂

Lサイズのレジ袋をかぶせて、布テープで口を止めてから、いざ、シャワー。布テープのおかげで濡らさずに済んだ、と思ったら少し濡らしてしまって、その濡れた部分は発熱しました。クリニックで最初にカタドリしたときは、熱いとか言わなかったのに。おもしろい素材です(濡らしちゃダメだ)。



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