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サウダーヂ

爆音映画祭で『サウダーヂ』をやるということで、仕事後にWWWへ。

DVD化などされていないようなので、こういった時に観るしかないのですが、言ってしまえば3時間近く地方都市のやさぐれた人達の話を見せられるだけだし、ヤマみたいなシーンは確かにあるけど、基本淡々と話は進んでいくだけ。でも、やけに自分の心に刺さる映画でした。

なぜかとちょっと考えてみたのですが、不況とか移民問題など社会問題が云々というのではなく、地方から出たいとかではなく結果的に東京に来てしまった身からすると登場人物の日常が決して他人事に思えない、そういう感覚を持ったからなんじゃないかなと思いました。

そして、登場人物は決して怠けているとかではなく、彼らなりに懸命に生きてるけど、それが噛み合っていないところも何だか身につまされるところでした。彼らのような人が目の前にいたとして、それを努力が足りない人だと簡単に断じられるのだろうかなとも。

映画を観て数日経ちますが、まだモヤモヤしています。このモヤモヤは何なのかな?


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