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再生のHUNGRY OVER RECORDS

俺には後世に伝えるべきことが山ほどある!!と、勢い勇んでnoteアカウントを作ってはや6年。

投稿ゼロのまま「開設6周年記念日おめでとう」のバッジを先日頂いてしまったわけだが、2021年3月、不肖どす恋松ぼっくりはコロナ感染により入院。

「さぁ時間が出来たぞ、好機到来!」

とばかり初めてnoteを投稿することにした。

何個かリストにしていた中からわりと直近のトピックがあったのでそれを。レーベル『HUNGRY OVER RECORDS』について。

重症化→容態が安定してから書き始めたんだが、始めの2行も書かぬ間に病床の逼迫で押し出されるように退院。その後は溜まりに溜まった仕事に押し出されて下書きのまま放置していたが、、、、


いやいや明日はSonoSheetのツアー初日だ。

これで書かなきゃnoteは無理だ。

書き遂げよう。そうしよう。


HUNGRY OVER RECORDS(以下ハングリー)とは?
2018年末に社内で立ち上がったインディーレーベルだ。


ハングリーを立ち上げたのはexTHISTIME社員の龍ノ平。


彼は入社の面接で「前職の某レコードショップでは郊外店だったこともあり、好きなものは推せず、大量の商品に押しつぶされ、レジ打ちノックの毎日だった」と話していた。

他社のこととはいえ同業界。想像に易く「自分の好きなものを広めたい、いつかはレーベルをやってみたい」と決意を語った龍ノ平にはうちで大いに好き放題やってほしいと思った。

なにせTHISTIMEは「レーベル」というものから法人成りした会社なんである。主たる収益がレーベルからのものとは言いづらいが、まぎれもなくメイン事業は「音楽レーベル」なのだ。

24〜5歳くらいで音楽経験も業界経験も、人生経験すらも無いヤカラがヤーマンたちと無鉄砲に立ちあげたのが自主レーベルTHISTIME RECORDSだった。


そもそもレーベルって何?

ざっくりいったらレコード会社です。

英語で書く「Label」とはラベル、印みたいなもん、と辞書に書いてある。
レコードに貼ってあったクレジット記載のラベルがそのまま音楽性やイメージの多様化に対応するブランドとして「レーベル」という呼び名になって増えていったなんてぼんやり記憶している。

我々もことあるごとに小さなレーベルをたくさん作った。作ったなんて大層なもんじゃなく、それこそただのラベリング。集まったバンドがオルタナよりだったら、ギターポップよりだったらそれはもうレーベル変えちゃおうと。やってる中の人は何も変わらず、ただコンセプトやカラーが違うってだけで。

それが何より重要だった。文脈や、なぜ集まったかが、何でもかんでも纏めりゃいいんじゃないんだって、ね。


話がそれたが、兎にも角にも龍ノ平はレーベルをはじめた。

SonoSheetというバンドの音楽と、渡辺裕貴という男との出会いに、彼は見事にハマり(俺がハメたわけではない)レーベルというものが現実的に回り始めた。


あーでもない、こーでもないって言いながら形から入ってSonoSheet「秒速340メートルの青」あたりから実作業をスタートさせた。CDは自主リリースのデモ作って体だったけど、たしかロゴだけ先にCDにのってるんだよね。アナウンス無しで。(昨日から1年ぶり再販開始しました)


そして2018年11/23、THISTIMEの設立15周年の代官山UNITにて旗揚げ宣言。

直後の12/5にはSonoSheetの1st「Short Hair」が全国流通で初リリースとなった。立ち上げ時の所属はSonoSheet、The Whoops、シャンプーズ、SUP。これはもうまぎれもなくレーベルだった。自分が「レーベル」というものに重きをおいたのが音だったりとかジャンルだったりしたならば、ハングリーは音も個性もバラバラながら龍ノ平「個人」が全面的に推せると信じたバンドの集まりだった。あぁ、これもレーベルだなぁ〜って思った。

小難しい話抜きに、気の合う仲間やエモくなる連中で世に出るなんて、単純にパンクやDIY精神そのものだし、自分がクドクド問いてる小難しい話よりシンプルにさえ感じた。



しかしハングリーは正式な立ち上げから約1年半、機能停止する。


2020年6月に龍ノ平が退社したことで、予定していた6月18日SUPのHEAVEN、2DKとのコンピ『ATONS COMPI』のリリースは急遽、会社がハンドルして行った。

原因が何であれ、担当は消え、バンドは宙に浮いた。文字通り、機能停止である。

基本的にハングリーについては全く口を出すつもりもなかったが、逆にそれは周辺のストレスを招き始めていたようでもあった。

前述の精神論じゃないが、個で集まった集団で、みな駆け出しで、それがレーベルという看板の下ぶつかりあって多少の問題なんて解決していくもんだなんて思っていたが、これを想像するのは経験なり、経営者だからだったりするのだろう。いや、違うな、度を越した期待だ。


断言するが仕事としてインディーレーベルやる、なんてのはちょっと狂ってなきゃ耐えられんのは確かだ。原因が何であれ。


ここのくだり、めっちゃ膨らみそうだから一旦詳細は省く。



で、宙に浮いた状態に結論を出すのに結局半年もかかってしまい、気づけば12月だった。

で結論



オリジナルのHUNGRY OVER RECORDSは解体。


ただし名前は消さずにSonoSheetの渡辺裕貴が顔となり、所属バンドがSonoSheetのみ、”SonoSheet”というラベルだけを貼って再出発することになった。


・HUNGRY OVER RECORDS及び所属バンドの今後について
http://www.thistimerecords.com/afterhungryover


所属バンドで言うと直前にシャンプーズはハングリーを抜けており、The Whoopsはやれることの幅を広げるという意味でTHISTIME RECORDSへスライド移籍、SUPに関してはもともとバンドとしてもハングリーどうこうという感じではなかったので、レーベルなど冠はつけずTHISTIMEが会社として活動をバックアップする。となった。


彼がレーベルヘッドという肩書になるが、実務ができるわけではないので(笑)目下、彼に課されるのは

ヌルイ活動していたSonoSheetを改めて本気でやる

(アルバム出して2年もボケッとしてやがった)

ということ。

作品を出し、ツアーで全国に行き仲間を作る。

そのときにハングリーという冠が何かのきっかけだったり、何かの中心になればそこで新たに加入バンドが出てきたり、その存在意義が出てくるかもしれない。


ほんとうにただのラベルにもどったハングリー。
SonoSheetと書いてあるだけの。

メンバーにTYDという強力なデザイナーがいるので、レーベルグッズとか改めて形から入るのもいいでしょう。


おままごとかもだけど、なんかいいじゃん。


あとは何か力になりたいとか、所属したいですという人がいたらぜひ名乗り出てほしいし「ハングリーって〜だよね」みたいな会話がまた増えればいいと思う。






いうことで!!!



みなさんもう聴いているでしょう!!!


SonoSheet『Short Hair』以来となる単独音源


『君滲む青』



なんとかケツたたいて出来上がりました!!!



そして本日

レコ発ツアー“SENTIMENTAREMEMBER TOUR 2021" 開幕します!!

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お気づきだと思いますが、もうわたし完全に書くの疲れてますし、最後すんごい雑で、思いっきし宣伝で締めちゃってます、はい、ぶっちゃけクソ眠いし、コロナ禍についても書かなきゃいけないって思ってるけどもうそのへんはここではいいでしょう。



再生の物語は動き始めたんです。


以下社長権限で一言。


あらためて本日、HUNGRY OVER RECORDSの再生、リビルドを正式に宣言します。



今日、会場で会いましょうね!


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