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WNBAで再確認した「バスケの楽しさ」/町田瑠唯①

人がうらやむような才能の持ち主でも、
学びに限界はありません。
それは例えば、東京2020オリンピックで
アシスト女王に輝くような
パスセンスの持ち主でも同じです。
 
アメリカWNBAでのシーズンを終え、
日本に帰国した富士通レッドウェーブの
#10町田瑠唯選手(コートネーム:ルイ)。
 
高校卒業後11シーズンを過ごした
レッドウェーブから
ワシントン・ミスティクスへ。
日本とアメリカの両方を経験して得た
学びとは、どんなものだったのか。

そこには「バスケと向き合う姿勢」や、
再確認した「バスケの楽しさ」がありました。

さまざまな「違い」から受けた刺激

今年4月下旬に渡米し、
日本女子バスケ史上4人目のWNBA選手として
約5か月間のアメリカ生活を終えた町田選手。
良い影響はひとつだけではなく、
多方面でありました。
 
「環境やスケジュール、コミュニケーションなどバスケット面はもちろん、バスケット以外のところでも、多くのことが刺激になりました。特にワシントン・ミスティクスは、私が今までやってきたバスケットとは違うプレースタイルのチームだったので、考え方の幅が広がりました」
 
世界のトッププレイヤーを身近で見て、
「自分にもやるべきことが、まだまだたくさんある」
と感じた町田選手。特に影響を受けたのは、
チームのエースからでした。

「一人を上げるとしたら、エースのエレナ・デレ・ダン選手は、試合が始まる3~4時間前からコンディショニングを始め、徐々に身体を作って、仕上げていくのを毎日やっていました。オフの日も、オフという日を作らないようにして、自分で体育館に来てトレーニングしていた。そういう意識の高い選手が近くにいたのは、すごく良かったと思います」

「ただ長い時間やればいいわけじゃないですけど、こういった準備の仕方を含め、バスケットに対しての姿勢や考え方など様々な面で刺激になりました。それを見て、『自分もそのレベルまでいけているか』と自分に問いかけていた感じです」
 
世界最高峰の環境は、自身に対して、
自問自答する日々でもあったのです。

「日本では味わえない雰囲気」

日本とアメリカで異なる文化。
特にバスケットボールにおいては、
選手たちの気持ちの持ち方も、
かなり違います。

「プレーに対する考え方もそうですし、やっぱり向こうはバスケットに対する気持ちが本当に違うというか。勝ちたい気持ちの強さや、プレーを楽しむ気持ちの違いを感じましたね」

観戦の仕方、ファンの反応も、当然違います。
「向こうでは、ファンの人たちも巻き込むような楽しみ方をするんです。そこに私も一緒に入ることができて、すごく楽しかった。やっぱり、日本では味わえないような環境でプレーする雰囲気を味わえたのは、自分にとっても大きなことでした」
 
異国の地で、バスケットの楽しさを再確認できたこと。
それは、きっと日本に帰ってきてからも、
良い効果をもたらすはずです。

またチャンスがあるなら挑戦したい


WNBAでも課題は指摘されました。

 「アメリカでは、得点についてもっと積極的になって欲しいと言われました。それは、日本でも指摘されていたことなので、今年はその課題をどんどん進めていきたいと思っています」

成長した先に何を目指すのか。
今後、WNBAでまたプレーしたい
気持ちはあるか聞くと、
町田選手はハッキリとした口調で答えます。
 
「そうですね。またチャンスがあるなら挑戦したいなって、今は思っています」
 
現状に満足せず、
常にトップを目指して、邁進し続ける。
その前向きな姿勢こそが、
町田選手の強さを支えています。
 
➡VOL.2に続く



#10 PG 町田 瑠唯 Rui Machida

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