節目の10年目も右肩上がりで TE#89福井雄哉
9月29日のライズ戦では、秋季シーズンで2年ぶりにスターターに名を連ねた選手がいました。今季、怪我から復帰した、#89福井雄哉です。「秋シーズンの試合出場は久しぶりだったので、良いプレーがしたかったのですが、今日は上手くいきませんでした。キャリアを重ねてきたので、求められるのは安定したプレーですが、今日は気持ちだけ。終盤には大きなアサイメントミスをしてしまい課題が残る試合となりました」。
復帰シーズンとなる今季は、節目の10年目を迎えています。「リハビリが終わってからは、また以前のようにプレーできる、今まで以上に良いプレーができると思っていましたが、そう上手くはいかないと感じています。練習できなかった分下手になっていると思わされることが多く、いまは1つ1つ課題に向き合っています。ただ、こうした感覚は怪我をする前にはなかったこと。今は1から丁寧に取り組み、自分が少しずつ上手くなっている、成長している実感もあり、このまま右肩上がりでいきたいと思っています」。
タイトエンドはラインとレシーバー、両方の特性を持つポジション。福井もこれまで多くのパスをキャッチし、タッチダウンも決めてきました。「今日はパスキャッチがありませんでしたが、それは練習からターゲットにしたいと思わせていない僕らのせい。しっかりと走ってTEユニットとして信頼されるようにしたい。ユニットで成長し続けたいし、TEで勝ったと言われる試合もしたい。ベテランとしての役割を果たしながら、プレーで貢献できるようにしたいです」。ここ一番、頼れるタイトエンドとなれるか、次戦もタイトエンドに注目です。