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勝負を決めたスペシャルプレー

1月3日の第77回ライスボウルで3連覇を達成したフロンティアーズ。MVPには#4サマジー・グラントが選ばれました。この日は、ランで13ヤード、パスでは52ヤードを獲得。そして、4Qの決勝点となったタッチダウンでは、ボールをキャリーすると、エンドゾーン右奥へ走り込んだ#11木村へとタッチダウンパスを決める活躍を見せました。

このプレーは、セミファイナルが終了してからライスボウルに向けて準備してきましたが、練習では1度も成功しなかったそうです。それでも「チャンスが来たらコールしてほしい」とコーチ陣に話していたといいます。

フロンティアーズでは珍しい勝負どころでのスペシャルプレー。山本HCは「1プレー前でも良かったけれど、ボールの位置、シチュエーション、条件が整ったのが、あのタイミングだった」と、より慎重に判断していた様子。

パスを受けたWR#11木村も「あのドライブで点を決めないと勝てない。普段練習してきたことを信じてプレーした」と、振り返ります。

練習では決めきれなかったプレーですが、「コーチ陣、チームメイトを信じれば成功させられる」と#4サマジー。ヒーローインタビューでは「コロナ禍で家族に会えない時間はつらかったけど、チームメイトやスタッフのお陰でここまで来れた」と、お子さんと共に最高の笑顔を見せました。

来季はどんなフットボールをみせてくれるのか。楽しみに待ちたいです。