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2年の月日を経て掴んだパス #22木村和喜

X1Super第4節。富士通フロンティアーズ対エレコム神戸ファイニーズ、第3クォーター。
 
クォーターバック(QB)#15野沢研は、ランニングバックにハンドオフフェイクを入れ、ダウンフィールドに目を向けました。プレーアクションパスです。フラットゾーンに出たタイトエンドを、一瞬見る#15野沢。それに呼応して相手ディフェンダーが動くや否や、空いたスペースに脱兎の如く、駆け込むワイドレシーバー(WR)がいました。
 
#22木村和喜です。
 
完全にフリーとなった#22木村に、パスを投げ込む#15野沢。19ヤードのパス成功です。このパスは彼にとって、記念すべきXリーグ初キャッチとなりました。

復活した大学時代のコンビ

実はこのXリーグ初キャッチは、#22木村にとって2年ぶりのパスキャッチでもありました。大学卒業後、留学をしていたため、試合への出場自体なかったのです。
 
「2年ぶりに試合でキャッチし、2年ぶりに試合でタックルを受けました。そこでやっとフィールドに戻って来たんだな、と感じました」
 
笑いながらも少し感慨深げに、試合後#22木村は、こう語りました。
 
そんな彼が、チーム参加から比較的早い時期に初キャッチできた理由として、大学時代共に戦ったチームメイトの存在があります。今年フロンティアーズには、#22木村と同じ立命館大学出身の選手が5人入りました。その中に、大学時代からコンビを組んできたQB#15野沢がいたことが、この日のパスキャッチにつながったのです。
 
「一緒に出場したら、#15野沢がパスを投げてくれることはわかっていました。2人には大学時代から培ってきたものがありますからね。だから初キャッチも、リラックスした感覚で緊張もなく取れました。自分のことを、彼はわかってくれているので」
 
共にスターティングメンバーを目指し、努力を続ける#22木村と#15野沢。この2人の若きコンビが活躍するシーンを、今後は多く目にするはずです。

オフェンスの新たな武器を目指して

もちろん簡単にスターティングメンバーになれるとは#22木村も思っていません。
 
「フロンティアーズには良いWRが沢山いて、自分自身の出場機会は限られています。だから一つのプレーを大切にし、与えられた数少ないチャンスをどうやってものにするか、そのことだけ考えています」
 
そのために必要なのが自身の特徴を活かすこと。
 
「身体が小さいので、クイックネスで戦ってきました。それが活かせる一対一での相手の動かし方、ルートランニングについては拘ってやっていきたいと思います」
 
#22木村の特徴であるクイックネスが、オフェンススキームにフィットするとき。それはフロンティアーズが、新たな武器を手にするときです。多くの若き才能と共に進化していくフロンティアーズオフェンス。その一翼を担うであろう、#22木村の活躍にご注目ください。
 

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【試合日程】
X1 Super 第5節
富士通フロンティアーズvsオービックシーガルズ
11月6日(日曜日) 14:00〜 @横浜スタジアム

ご声援よろしくお願いいたします!
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