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ただフィールドに立つために WR#13高津佐隼矢

激しさを増す雨、いつものように進まないオフェンス。X1Super第3節は、富士通フロンティアーズにとって、不穏な立ち上がりとなりました。加えて、第2クォーター開始直後にアサヒ飲料クラブチャレンジャーズにタッチダウンを許し、今シーズン初めてリードを許す展開。しかし、この嫌な空気を断ち切ったのが、#13高津佐隼矢でした。

雨中を切り裂く稲妻のようなビッグリターン

逆転された直後のキックオフリターン。自陣約15ヤード地点でボールをキャッチした#13高津佐は、ブロッカーをうまく使いながらチャレンジャーズの選手を交わし、一線を抜けると加速しフィールドの半分を駆け上がる、ビッグリターンにつなげました。

「立ち上がりフロンティアーズのプレーが雨でいつもと違うように感じたかもしれませんが、最終的に自分たちらしいプレーができたのかなと思います。自分たちのアメリカンフットボールを続ければ、勝てると信じていました」

試合後のインタビューで#13高津佐がそう語った通り、フロンティアーズはこのプレーから自分たちのアメリカンフットボールを取り戻します。

最終的にチームは、40対7と大差をつけて勝利。彼のこの“雨中を切り裂く稲妻のようなビッグリターン”が、チームメイトに自分たちのプレーを気付かせる、きっかけとなったのです。

フィールドに立つために惜しまない努力

現在#13高津佐は、主にスペシャルチームの一員としてフィールドに立っています。しかし、それ以上の出場機会を得るため、彼は努力を惜しみません。

昨シーズンはより出場機会を得るためにクォーターバック(QB)で登録。その挑戦は、この試合でみせた2ポイントコンバージョン時のプレーにも活かされました。

さらに#13高津佐は、キック時にボールをキッカーのためプレースする「ホルダー」という役割も担います。チャレンジャーズ戦では、ホルダーとしても勝利に大きく貢献。当たり前のように見えますが、激しい雨中でボールを毎回きちんとセットするには、高い技術と集中力が必要です。彼はこの試合6回あったキック機会の全てで完璧にボールをセット。キックを成功へ導きました。

「出られるところで一所懸命やります。今年の目標は試合に出ることです」

これだけチームの勝利に貢献しながらも、貪欲にプレー機会を求める#13高津佐。フィールドに立つためならどのような努力も厭わない彼の思いが、コメントから滲み出ます。

「今年こそはチームに貢献したいです」

その言葉が、彼の思いを要約していました。チームに貢献したい。その思いが、#13高津佐を突き動かす原動力です。

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【試合日程】

X1 Super 第4節
富士通フロンティアーズvsエレコム神戸ファイニーズ
10月22日(土曜日) 12:00〜 @エキスポフラッシュフィールド

X1 Super 第5節
富士通フロンティアーズvsオービックシーガルズ
11月6日(日曜日) 14:00〜 @会場未定

ご声援よろしくお願いいたします!
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