3プレーでも課題は明確 LB#42前野貴一
新たに加入した選手が多くフィールドに立った春シーズン。6月10日に行われた神戸ボウルでは、怪我からの復帰戦となったLB#42前野が、フロンティアーズでのデビュー戦を迎えました。
「プレー数は少なかったけど、試合に出られたのは素直に嬉しい」と、試合後に笑顔を見せた前野。第4Qには、インターセプトされた直後のシリーズでタックルを決めました。
「自分の能力というよりは周りのサポートがあってできたタックル、『やったぞ』って感じはなく、満足もしていません。今日は3プレ―だけでしたが、もっとできたと思うことが多く、課題が見つかりました」と試合を振り返ります。
その課題となっているのがアサイメントです。「練習ではできていたはずなのに、試合になると緊張してしまい、メンタルエラーが出てアサイメント通りに動けなかった」と、久しぶりの試合だったことや、強豪インパルスを前になかなか緊張がとけなかったこともあって、満足のいくプレーができませんでした。
秋に向けて、「アサイメントを完璧にすること」と、学生時代からの課題だった「気持ちで負けないこと」をテーマに練習に取り組みたいという前野。「なぜ勝てたのか、なんで負けたのか、考えながらプレーして自信をつけていきたい」。秋には成長した姿を見せてくれそうです。