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6年目も新人のようにアピールしたい DB#27奥野喬平

今季、怪我からの復帰を目指す奥野は、入社してから怪我に悩まされ続け、「試合に出場したのは数えるほど」と、ほぼフィールド外からフロンティアーズの戦いを見てきました。そうした経験をこれから活かしていきたいと話しています。

「フィールドの外からフットボールを見ることで、視野が広くなったと思っています。以前はフィールドに入れば、一点に集中することがありましたが、いまは相手オフェンスの全体的な動きも考えながらプレーすることができています。自分自身のプレーの幅も広がり、手応えを感じています」。
目の前の相手に集中することはもちろん、全体の動きを把握することでこれまでとは違ったプレーを見せてくれそうです。

小学生でフラッグフットボールを始め、中学校では野球部に入ったものの「自分には野球のセンスがない!?」と感じ、高校ではアメフトに挑戦。「最初はぶつかるのが怖かった」というものの、ある時「自分から当たりにいくと痛くない」ことを発見し、さらにアメフトにのめり込んでいきます。

大学に入ると徐々にディフェンスに専念。「なかなかできませんが、インターセプトした瞬間は、すべてが報われたって充実感があるポジションです」と、ディフェンスバックの醍醐味を知るようになります。


ボールの競り合いに注目

身長186センチと長身で、フロンティアーズのディフェンスバックの中でも高さを活かしたプレーができるのが奥野の魅力です。「身長を活かした競り合いでボールを取るのが強み。それに思い切りの良いプレーも評価してもらっているので、これからも攻めたプレーをしていきたいです」。

フロンティアーズに入ってからはテクニック面でバリエーションが増えたそうです。「大学までは、1つ、2つの技術で戦っていましたが、いまはいろいろなカバーができるようになりプレーの幅が広がっています」。

また、同じディフェンスバックの#40アディヤミは、良いお手本にもなっているそう。「目標にしている選手で刺激になっています。ただ、プレースタイルは少し違うかもしれません。僕なりに相手にアジャストしたり、高さを活かしたり、自分なりのプレーをしていきたいです」。

今季の目標は、「試合に出る、結果を出す、ボールを奪う、タックルで止める、パスを通されない、など自分の役割をまっとうすることですね」と、相手の嫌がるディフェンスバックになりたいという奥野。

「実績がなく、新人と変わらないので練習からアピールしていきたい」と、6年目を迎えるシーズンに向け、準備は万端。まずは4年ぶりに開催されるパールボウルで、存在感を放てるか、注目したいです。