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水になれ

Be Water, My Friend. 

ブルース・リーの名言である。
知らない方は、ぜひ、こちらの動画を見てほしい。30秒で終わる。

I said empty your mind, be formless, shapeless like water.
Now you put water into a cup, it becomes the cup
you put water into a bottle, it becomes the bottle
you put water into a tea pot, it becomes the tea pot.
Now water can flow or it can crash.
Be water my friend.

ちなみに、フルバージョンも見つけた。
12:44から、Be water my friend と言い切った後の、照れくさそうなブルース・リーの可愛い笑顔を見られる。

切り取られた動画だけ見ていたが、このハニカミの笑顔を見て思った。
彼も一人の人間で、私と同じように恥じらいを持つのだと。
とはいえ、この”empty your mind"から始まり"be water my friend"までの一連の流れは、超人・超越者の雰囲気を纏っている。「神がかり」とはこう言うことか。まるで、「武の神」がブルース・リーの肉体に憑依して話したような、神秘的な迫力がある。

では、このような名言を、自分でも残したいとする。
それを、狙ってできるか?で言うと、できない気がした。
演技としては、できる。が、この迫力は、一連のインタビューの中で自然に。まさに、水が高い所から低い所に流れるように、自然に生まれているように見える。
それこそ、”Be water my friend" なのかもしれない。

現代では、「SNSでバズる方法」など、人の脳のクセや、SNSのアルゴリズムをハックして情報を広げるテクニックが、本や動画やブログとして一定の人気を集めている。

しかし、このブルース・リーの名言のような「本当に広がるもの」、言い換えると「人類が後世に残そう」とするものは、脳ハックやアルゴリズムハックから生まれていない。それこそ、「達人の境地」として、このような伝説的瞬間が訪れるのであろう。

つまり、功を焦らず。地道に研鑽。

もっといい故事成語がある。

雨垂れ石を穿つ


お、「あまだれ」っていいな。
適度にダサくて。ペンネームは「あまだれ」にしようかな。
書くたびに、雨垂れ石を穿つを思い出し、ブルースリーの恍惚とした表情を思い出せる気がする。

Empty your mind.

参考
タイトル写真 Unsplashmohit sutharが撮影

書いた時間 30分強


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