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協力しても協力金がもらえないなら、お店が潰れる前に開けるよなあ

飲食店ばかりに無理を強いるわけですが、それでも真面目なお店は必死に協力しているわけです。

遅れる協力金

いろんな試練を越えるのも、協力金をもらってお店を継続したいがため。

なのに、その協力金がなかなか振り込まれてないようです。

3回目の緊急事態宣言を要請した東京、大阪、京都、兵庫の4都府県で、時短営業に応じた飲食店への協力金の支払いに差が出ている。2回目の当初の宣言中の支給率は東京や大阪、京都が4~5割台の一方、兵庫は9割に上る。遅れは店の経営に影響する。自治体は審査を担う人員を増やすなど対応を急いでいる。
1月から11都府県で再発令された新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言に合わせて、営業時間の短縮要請に応じた飲食店に自治体が支給する協力金が一部で大幅に遅れている。3月末までの支給率を取材したところ、京都府、大阪府、東京都は2割台にとどまった。

したの記事が4月11日なので、この2週間で、やや改善していると言っても、1月から2月にかけての分がまだ入ってないとなると、資金繰りも大変です。

2月8日から3月7日の分は、東京は受付中(4月26日まで)なので、これからです。

大阪はさらに遅れているようです。


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4月21日時点で、第1期(令和3年1月14日から令和3年2月7日)分が、約56,000件の申請があって、約22,000件の支払いということなので進捗率は、約40%。それ以降はまだ受付中でもあり、まだまだでしょう。

コロナは酒で感染るのか

さらに、3回目の緊急事態宣言が始まるにあたって、今度は、酒を売るなと言い始めているわけです。

▽生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないことや、
▽飲食店などでの営業時間の短縮や酒類の提供の禁止、
それに、
▽多くの人が利用する施設でのイベントの開催延期や自粛を呼びかけていくことを決めました。

コロナウイルスはアルコールで感染るのかという気がしますが、さらに厳しい状況になるわけです。これは、酒類販売業者にも協力金を払う必要があるのではないかと思いますね。名指しですから。

制度設計に問題はないのか

マスコミは、協力金バブルなどと煽りますが、それは制度設計のミスであって、飲食店のせいではないわけです。

確かに一部の小さい店は売り上げ以上の協力金があるかもしれませんが、それでも、支給が遅れれば、やはり資金繰りに困るでしょう。

ましてや、中堅どころの店は足りない上に、遅いのでは、守らない店が出るのも仕方がないのではないでしょうか。

それを見守り隊で監視しようという、さらに上塗りのおかしな制度設計。

この、見廻り隊もええ加減なもんですわ。

大阪で「見回り隊」に参加した男性:「(インターネットで)求人がバーッと『募集何人』って書いてあって、早いもの勝ちで。時給は1300円。単純にお金が入ってくる」

彼らはすぐにバイト代をもらえるのに、協力金はなかなか振り込まれない。飲食店の苛立ちも募りますよね。

クラスターを断つために必要なのは

新宿を定点観測している限りでは、時短要請を守っていない店は何店かあり、そうした店は賑わっています。22時をすぎてもほぼ満席のワインバーなんかも見受けられます。そうした店で飲んでいる人は、マスクを外していますし、大声で話している声が店の外まで聞こえてきます。

心の中で、「かかってしまえ」と呪いの声を呟きつつ、通り過ぎるわけですが、その店がクラスターになったという話は聞いていません。

本当に飲食店の時短要請が効果的なのでしょうか?

厚労省は、身をもって「宴会を大人数ですればクラスターが起こる」と示してくれたわけですが、クラスターの原因はそればかりではなさそうです。

8割おじさんがテレビに出なくなったことも関係するのか、テレワークから出勤に戻った会社も多いようです。

 1都3県に緊急事態宣言が出された1月8日以降の出社状況について、全国の働く人に調査したところ、「毎日リモートワーク」が7.6%、「出社とリモートワークを併用」が17.0%。計24.6%がリモートワークを実施していた。一方、「毎日出社」が69.3%と多数を占めた。

1回目の緊急事態宣言でオフィス街がゴーストタウンのようになったのに比べると、2回目は満員電車も変わらないし、街も人が多かったですよね。

そこには、知事たちはどれくらい手をつけているのでしょう。

東京都の小池百合子知事は16日、新型コロナウイルス対策をめぐって経団連、経済同友会と個別にオンラインで会談した。重点施策の一つであるテレワーク普及について「経営トップの(従業員への)積極的な呼びかけが不可欠だ」と述べ、経済界の協力を求めた。

これも、経済団体に協力を求めるとともに、テレワークしてない会社を見回るとか、会社の会議室にアクリル板を置いているかどうか要請するとか、飲食店同様の措置を取ったらどうなんでしょう?

言葉だけで人が動くと思ったらば大間違いだと思いますけどね。

サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。