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#サイエンスビジュアル
『ILLUME』とはなんだったのか:第8回:編集部の苦闘:サイエンスシリーズの作り方
前々回では創刊号で生まれた編集方針「素人のためにできるだけ理解しやすく、玄人に後ろ指を刺されることがなく」について触れました。
もう少し具体的に、どんなふうにイリュームを作っていたのかを思い出してみましょう。
最先端の事象を最先端の研究者にサイエンスシリーズは、ある分野の最先端の研究内容について、その専門研究者に執筆していただくという贅沢な考え方で企画されました。
科学雑誌のようにサイエンス
『ILLUME』とはなんだったのか:第9回:編集部の苦闘:印刷と構成の変容
サイエンスシリーズ以外の記事の作り方を書こうと思ったのですが、それに付随して、印刷とか構成が徐々に変化したことについて書いてみます。
読者が知っている言葉だけで、世の中はできているわけではないわけです。平易であるということは、専門用語が全くないということではありません。専門用語はわからないけど、そこに書いてある文意がわかるということが重要です。専門用語は調べれば良いし、本誌ならば脚注を見れば良い
『ILLUME』とはなんだったのか:番外編:私の場合
創刊からの流れと、構成やデザインの変遷などについて、徒然なるままに書いてきましたが、閑話休題。
また、制作方法もアナログからデジタルへのシフトが進んでいきます。原稿が手書きからワープロになり、ワードデータに変わっていきます。レイアウトも手書きの指定紙による入稿から、クォークエクスプレスさらにインデザインとレイアウトソフトを利用したものに変わっていきます。
ILLUMEへの参画全て知っているかの
『ILLUME』とはなんだったのか:第10回:M氏の場合
私の場合は、番外編で良いけど、この方の話は本編なので、第10回記念号です。
M氏とは、ILLUMEの創刊から休刊まで編集人のA氏を支え続けた、本誌のアートディレクターです。
サイエンスビジュアルについては、この回で少し書きました。
内容を捉えながらも、読者の興味を惹くように抽象化されたイメージビジュアルの創造は、毎回、デザイナーの知恵の絞りどころで、それに応えるイラストレーターたちの挑戦でも