ゾンビパニック #メイキング #cluster #clusterワールド制作部 #clusterゲームワールドコンテスト

2020年6月12日 19:39

スマホでもVRでも遊べるバーチャルSNSのclusterのゲームワールドであるゾンビパニックのメイキング記事です。

全員倒すと開くドア

全員倒すと開くドア (つまりAND回路) として、複数の箱を積み重ねたものを作りました。ゾンビを倒すと箱が消えて、鍵が上部に行くとOn Collide Item Triggerによってゲートを開くメッセージを発生させます。この仕組みを思いついたので作ったワールドだったりします。

ゾンビ全てをAnimatorコンポーネントを使って動かすのは面倒だったため、アイテムのリスポーンを利用してタイマーを作りました。タイマーが下部へ行くとOn Collide Item Triggerによってメッセージが発生して、ゾンビに瞬間的に移動と回転が発生してランダムのような挙動になります。

Cluster Creator Kitで使用できるトリガーとギミックの一連の流れは下図のようになります。何らかの行動によってトリガーがメッセ―ジを発生させて、それをオブジェクトなどに送信します。オブジェクトにメッセージが送信された際にギミックが読み取り、何らかの影響を行います。

Cluster Creator Kitで使用できるトリガーとギミックでは何らかの行動から木の枝分かれのように何らかの反応を複数作ることが出来ます。

トリガーが複数のメッセージを送信できることやメッセージを受けたオブジェクトとギミックを持っているオブジェクトが異なっても良いからです。

具体的に弾が当たってゾンビが消えるときの場合を考えてみます。弾のオブジェクトが何かに当たると、On Collide Item Triggerによって、当たったオブジェクト (CollidedItemOrPlayer) に対してHitという名前 (Key) のメッセージを送信します。

当たったオブジェクト側であるゾンビには同じHitのKeyのメッセージを受け付けるSet Game Object Active Gimmickがあるためゾンビが消えます。

またドアの仕掛けの箱にもSet Game Object Active Gimmickを用意していて、ゾンビへのHitのメッセージを読み取るため箱も消えます。

図で表すなら次のようなものです。

夜の空を使用したため、環境光の値をやや暗い青にしました。ライトはこれだけです。アバターの顔にかかる陰を嫌ったためです。

環境光を使って背景同士を馴染ませるために、マテリアルでのシェーダはMobile/VertexLit (Only Directional Light)です。

中央にある仕切りは実はゾンビが銃に弱すぎたせいで作りました。裏からこっそりプレイヤーを攻撃でき銃の乱射から隠れる役目があります。

ちなみにゾンビには遅いゾンビと速いゾンビがいます。緩急を付けることで、全体としては遅いのに速く感じさせる効果を期待しています。

不具合で何故かVRモードだと銃が持てなかったのですが、弾を消滅させるためのExitのメッセージを発生させるコライダーに判定が吸われていたことが分かりました。LayerをPerformerに変更することで解決しました。

時間かけずに作ったほうが皆が幸せになれそうだったので、Unity Asset Storeを主に活用しました。

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