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キューブ植物園 #メイキング #b3d #inkscape #バーチャルキャスト

バーチャルキャストで使用できる背景のキューブ植物園のメイキングです。

キューブ植物園の特徴

ハコスタジオを意識して作った背景で、寝転がってくつろげる程度の広さがあり、小道具のVCIをちょっと出して遊べそうです。

本来の植物園

cluster向けに作成した植物園をバーチャルキャスト向けにシンプルにしたのがキューブ植物園です。cluster版についてのメイキングもあります。

更新の必要性

cluster同様の背景をバーチャルキャストにもなんとか出したのが以下の動画になります。

なんとなくチープな質感ですね。これは陰影が無いためです。当時のバーチャルキャストではclusterのように背景固有のライトを設定できませんでした。

植物園は結構思い入れがある背景でしたので、「更新したいな」と長いこと考えていました。ちなみに、その頃はどちらかというとclusterでの背景軽量化を散々やっていました。

データサイズ20MB

当初のサンフラワーふじさんはデータサイズが40 ~ 60MBぐらいの背景なら許容範囲と考えていました。ところが、clusterでスマホ向けの軽量化検証をしているうちに、20MBぐらいじゃないと厳しいという判断になりました。

そういうことを考えていたのが次の背景だった気がします。

色々作っているうちに、バーチャルキャストもアプデされていきました。ここで問題が発生します。20MBの背景でも読み込みに時間がかかります

データサイズ5MB

バーチャルキャストがアプデされるたびに、読み込みにかかる時間が増えていき、「どうにかしないといけない」と考えていました。

書割みたいな背景の示唆を受けて作ったのが次の背景です。

データサイズは5MBです。これならなんとかなりそうです。

バーチャルキャストは配信向けのサービスでしたから、カメラに映る範囲が綺麗かどうかが大事です。立体ではありませんが、綺麗に見えたら良いなという認識になりました。

もう無理

バーチャルキャストはとうとうバージョン2.0になりました。動作確認のため入ってみましたが、5MBの背景でも読み込みに時間がかかります

キューブ植物園は配信画面ではそこそこ綺麗に見えるでしょうが、VRだと1段階上のテクスチャ解像度が欲しいです。そうなると20MB程度の背景になります。ぐわあああああああっという気持ちを抑えて公開しています。

実際に出力したら、1段階上のテクスチャ解像度でも案外データサイズが5MB程度でした。

作り方

Blenderで背景の中心辺りから平行投影で6方向に向かって撮影 (レンダリング) をした画像を使用しています。それをInkscapeで並べているのが以下の動画です。

最終的には、マスクモディファイアを使ってバナナの木などが箱の2面に表示されないようにしているのがポイントです。ちなみにUnityでもスクリーンショットを撮影すれば作れると思います。



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