[読む小噺] 結果論（当て書き：おせつときょうた）

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しゃべくり漫才のうまさは｢相槌｣で決まる
●漫才における｢相槌｣はそのときの雰囲気で自然に入れるものなので通常漫才台本には書きませんが，本格的な掛け合いのしゃべくり漫才をイメージできるようあえて細かい｢相槌｣を書き込んでいます。それが｢読む小噺｣です。

おせつ：生きているとね
きょうた：なんですか急に。重たい話？
お：後悔することってあるじゃないですか
き：それはたくさんありますよ
お：｢こっちを選べば良かった｣とかね
き：ありますね。結果論ですけどね
お：例えば箱が３つあって
き：箱が３つ？
お：A・B・Cと書かれた箱ですよ
き：あの話ですか？
お：僕はあのとき，｢Aにしよう｣って言ったんですよ
き：僕が，｢Cがいい｣と言いましてね
お：じゃんけんして，僕が負けて
き：Cの箱を選んだんですよね
お：100万円が入っていたのは，僕が言ったAの箱
き：結果論ですからねそれは
お：Cを選んだ我々は
き：1,000万円支払うはめになったんですよ
お：結果◯◯◯や

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