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漫才論| ¹⁰⁵「漫才論争」は楽しんだほうがいい。せっかくの「漫才」なんだから

今年のM-1は,ファイナリストの漫才を高く評価した「漫才ファン」とそれを受け入れた「審査員」の選考が,それ以外の「漫才がまあまあ好きな大多数の人」から審査される大会になるのではないかという話をこちらの記事で書きました

もちろん,漫才ファンが全員,今年のファイナリストの漫才を高く評価しているわけではありません。「M-1ではもっと正統派漫才がみたい」と思っている方も結構います。「あれは漫才じゃない」と思っている方もいるかもしれません。それに対し,「正統派漫才」について語る人をバカにする人もいます

今年のファイナリストの人選は,「こういう『漫才論争』をさせて盛り上げるという狙いもあるのではないか」と勘繰ってしまったりもしますが,私は,「漫才論争」は大いにやればいいと思っています。ただ,漫才には「答え」も「正解」もはないので,論破する「論争」ではなく,楽しむ「論争」にしてほしいです


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