見出し画像

漫才論| ⁵⁸「お笑い実力刃」を"硬派なネタ番組"として存続させる方法とは❓

特番ではなく毎週放送される「硬派なネタ番組」は,せっかく始まっても途中から「普通のバラエティ番組」に変わってしまうことが非常に多いです。「お笑い実力刃」という番組も,今まさにそうなりかけています

そして結局「ネタ番組は特番で」というのがいつものパターンですが,こうすれば視聴率を維持しながら芸人側もネタ切れになることなく毎週「硬派なネタ番組」を放送できるのではないかという案を考えてみました

「今夜はこの芸人だけSP」は2回に分ける

「今夜はこの芸人だけSP」では,1組の芸人が1時間の番組の中で何本もネタを披露し,ネタやお笑い論について語り合うというものすごく贅沢で硬派な内容でとてもありがたいのですが,毎週の視聴率を安定させるためには,「今夜はこの芸人だけSP」を1回で放送してしまうのはもったいないので,2回に分け「2週連続のメインゲスト」という形にします

2週連続,もしくは1週だけというパターンもあってもいいと思いますが,ネタで視聴率が取れる芸人を毎回「メインゲスト」に迎え,そのネタを中心に据えた構成にします

メインゲストが推薦する芸人もネタをやる

メインゲストが本気で推薦する芸人(ベテランでも超若手でも可)を呼んでネタを披露してもらい,トークにも参加してもらいます

[番組の構成]
❶オープニングはメインゲストが4分くらいのネタを披露。その後,そのネタについてトーク
❷メインゲストが推薦する芸人がネタを披露。その後,メインゲスト,推薦芸人と共にトーク
メインゲストがネタを披露。その後,そのネタについてトーク
❹メインゲストが推薦する芸人がネタを披露。その後,メインゲスト,推薦芸人と共にトーク
メインゲストがネタを披露。その後,そのネタについてトーク
※メインゲストが本当にやりたいネタができるように,番組の構成は自由に変更できる(例えば❸を省き❺で長尺ネタをするなど)

アンタッチャブルとサンドウィッチマン
もネタをやる

もちろん毎回ではありませんが,MCの「アンタッチャブルとサンドウィッチマンもネタをやる」というスタンスのほうが,番組の魅力度が増すと思います

とにかく「ネタ」を中心とした番組で,それを「どうすれば長く続けられるか」を考えて番組を作っていったほうが,途中で変な企画を入れるよりもいい結果につながるのではないかと思います

漫才電話相談☎︎30分800円
漫才についての軽い話がしたい方もOK
詳細はこちらから

月間漫才台本大賞』開催中‼️

THE MANZAI magazine
❶「自分たちにしかできない漫才スタイル」を確立する方法 ❷しゃべくり漫才のうまさは「相槌」で決まる ❸「漫才台本の書き方」と「オチのつけ方」 ➍ボケやツッコミってどのようにして思いつくものなの? ❺「言い訳-関東芸人はなぜM-1で勝てないのか-」は"現代漫才論"ではない-ナイツ塙さんが何を「言い訳」しているのかが分かれば,関東芸人がしゃべくり漫才でM-1王者になる道が見えてくる- ❻漫才詩集「38」

フィクション漫才『煮豆🌱』-いとこい師匠のテンポで-
作: 藤澤俊輔  出演: おせつときょうた

WeClipからのコメントはこちらから


あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる・・・はず・・・【小噺はフリー台本】