テオ・アンゲロプロス監督作品にハマる

最近、図書館でDVD作品を借りる機会が多くなった。

なかでもギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス作品を借りて家で観ることがおおい。

テオ・アンゲロプロス監督作品にはきまりがある。

それはワンシーンワンカットの長まわしを多用することである。

時間の流れがものすごく遅いのだ。

だから、現代人にとっては苦痛な時間を強いられるかもしれない。

昔のテオ・アンゲロプロスのインタビューをYouTubehttps://youtu.be/1yUpPCmHGus?si=IkhHwuzklDHDaVAFで観てみるとテオ・アンゲロプロス自身が
「なぜコーヒーをそんなに長い時間かけて飲むんだい」
とイタリア人の撮影スタッフに聞かれるくらい、テオ・アンゲロプロスの生きている時間は遅い。

代表作の『旅芸人の記録』は232分間もある。

DVD2枚組みで大変ボリューミーだ。

でも、僕にとっては大変おもしろい。

親友で現代ギリシャ文学を研究している福田耕佑さんも、
「かつて授業でとりあげられたことがある」
とおっしゃっていた。

そんなテオ・アンゲロプロス監督はどんな生涯をおくったのであろうか。

Wikipediaから引用してみる

1935年、アテネで生まれ、子どもの頃に第二次世界大戦や1940年代後半の国内の政情不安を体験。アテネ大学法学部を卒業後、兵役を経てフランスのソルボンヌ大学高等映画学院に留学。帰国後は映画雑誌で批評活動を4年間展開した後、1968年に短編ドキュメンタリー映画『放送』を自主製作して映画監督としてデビュー。

1970年に初の長編作品『再現』を監督した後、ギリシャの現代史を題材にした3部作『1936年の日々』(1972年)、『旅芸人の記録』(1975年)、『狩人』(1977年)を発表し、世界的な名声を獲得する。1980年に『アレクサンダー大王』でヴェネツィア国際映画祭 審査員特別賞を、1988年に『霧の中の風景』でベネチア国際映画祭銀獅子賞を、1995年に『ユリシーズの瞳』でカンヌ国際映画祭審査員特別賞を、1998年に『永遠と一日』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞[1]

「20世紀三部作」の第1部『エレニの旅』(2004年)においては、舞台をバルカン半島以外にも広げ、新たなる展開を示した。20世紀三部作は、当初『トリロジア』という題名の1本の長編となる予定であったが、上映時間が膨大になりすぎるため、三部作として製作されることとなったという[2]。2009年に第2部『エレニの帰郷』を発表。第3部『THE OTHER SEA(もう一つの海)』の撮影中だった2012年1月24日、アテネ郊外のトンネル内でオートバイにはねられて頭を強打し、運ばれた先の病院で死亡した[3]。享年76。

Wikipediaより

現代ギリシャ̪史を一望できるようなフィルモグラフィーである。
フィルマークスではどのような評価がされているのだろう気になるので引用しておく。

レビューを読むかぎり難解でとっつきづらい印象であることは否めない。

最新作の『エレ二の帰郷』はどうか

127分間と割かしコンパクトである、是非とも観ていただきたい。

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