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第3話 メディアに踊らされた! インスピレーションだけで家を決めた私たち

とりあえず家を探し始めた。神楽坂を散歩しているときに「この家賃でふたりなら余裕だよね」と言ってはいたものの、いざきちんと調べてみるとやはり高い。
そこで出てくるのが買うか、借りるかの問題。調べれば調べるほど「買うべきではない」という結論に達するのだが、結果的に私は買った。

↑買うか迷っている人は『エンゼルバンク』を読んでみて。

家を買ってみて思ったのだが、買えるなら買ったほうがよいと思う。人生は思っていた以上に長い。払える経済力があるなら買えばいいし、収入が落ちて払えなくなったら売ればいい。それだけの話だ。一番大事なのは「銀行が金を貸してくれるかどうか」である。借りれる信用があるうちに家を買ったほうがいいと思った。

調べていくうちに賃貸にしろ分譲にしろ東京が異常に価格が高いということがわかった。わかってはいたのだが、これまでとは…。都心にある実家のマンションにはひとりで母が住んでいるのだが、あれを買うと6,000万円くらいかかるのかと思うと目眩がした。郊外なら同規模のマンションなら2,000万円以内で買える。今、東京に住む意味ってあるのか? いや、そもそもこれまで住んでいたのって一体…。

どうせ住むなら変わった建物に住みたいと思った。そこで活用したのが鎌倉R不動産である。眺めるだけでも楽しめるのでオススメ。ここで見つけた新築戸建を結果的には購入することになった(実際に買ったのは別の不動産会社経由だが)。神楽坂のマンションを見ていた頃と比べると、まさかの展開である。藤沢というとヤンキーのイメージがあったが、私の家はちょっと外れにあってハイソな雰囲気だったのもポイントだった。400メートルも歩けば鎌倉市という場所。これはもはや「鎌倉に住んでます」と言っても過言ではない。クルマも家の前に駐車できる。そう、そもそもクルマさえあればどこでも行けるのだ。東京に住んでいた頃、近所の月極駐車場は月額4万円からという価格設定だった。ありえない。

というわけで私たちは縁もゆかりもない神奈川県藤沢市に引っ越したのだった。引っ越した今、でかい家とクルマがある生活ははっきり言って最高だと実感している。クルマの運転が好きなら断然郊外への引っ越しがオススメ!

おまる

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