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第32話 クラファンでかわいい害獣の写真集を作りたい

藤沢在住だが、ほぼ鎌倉市なので「鎌倉に住んでます」って言うことにしている。たまに友人が来たり、もしくは手土産を持っていくのに最適なのが「クルミッ子」だ。

じつは湘南深沢店の前は何度も自転車やクルマで通過していたのだが、素通りしていた。正直、ナメていた。

でも知人から美味しいという情報をゲットして早速お店へ。鎌倉にもお店があるのだが、長蛇の列なので湘南深沢店はマイナーでおすすめだ。あと、ここでは「切り落とし」も買える。人気すぎて遅めの時間に行くと売り切れなのだが、袋にざっくり梱包されて大量に入ったクルミッ子が激安でゲットできるのだ。これは自分用のおやつだったり、来客に出すのにコスパがよいのでおすすめ。

そもそもこの店のトレードマークのリス。じつは鎌倉でよく見かける。なぜリスが多いのか歴史を調べてみると非常に興味深い。初めて鎌倉の料亭でリスを見たとき、「なんでこんなに可愛いのかよ リスという名の宝もの」という歌詞を思い出した。そのくらいキュートな生きものだった。

なんでも、鎌倉エリアのリスはタイワンリスで、市も駆除に力を入れているそうだ。いわゆる害獣というやつだ。なぜこのエリアで大繁殖したのか、そもそもどこからやってきたかはこの記事に書いてあるが、私が思ったのは害獣ってそもそもかわいくない?ということだった。

リス、モグラ、猿…畑や民家を荒らす害獣たちのルックスはとてもかわいい。害獣のかわいい写真を出版するためにクラファンで資金を募り、そのお金を使って害獣を処分すればよいのでは?と思った。自分たちのかわいさゆえに人間に処分されてしまうという悲しいシステム。だからこそ、奇跡のミラクルショットは尊い。

私としてはほんとうは処分されたらイヤだけど、でも害獣認定されちゃってるし…。昔、ビートたけしが「地球にやさしくって言うなら人間がいなくなればいいんだよ、ばかヤロウ」みたいなことを言ってた気がする。生きていくって難しい。

藤沢市のサイトにもこの動物に注意みたいなページがある。

https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/machizukuri/kankyo/shizenhogo/yaseityouzyuniyoruseikatsuhigainitsuite.html

やっぱりかわいい。アライグマもタイワンリスもハクビシンも。でもなかなかうまく人間と共存できないんだよね…。そんな悩みを受け止めながらクルミッ子を味わった。

おまる



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