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政府が進めている国策「Society(ソサエティ)5.0」。あなたは本当に、"意味" が理解できている?

こんにちは、藤沢優月(文筆業)です。


「陰謀論」という言葉があります。
英語では、conspiracy theory(コンスピラシー・セオリー)と言います。


この「陰謀論」。

たとえば、本の著者である私が、以下のように言いはじめたなら、
「この著者の人、ものすごく、怪しいことを言い出した」
ア・タ・オ・カ(=頭おかしい)」
「そんな著者の書く本は、信用できない。距離を取ろう」
こんな評判になると思う。


それが何かというと、たとえば、こんなこと。

「あなたは、近い未来、外側からコントロールされますよ」
「政府は、あなたをコントロールしようと計画している」


……ハハハハ。

見るからに、頭がおかしい感じに聞こえますね。
文字にした自分自身でも、そう思う。……こういう人がいたら、ちょっと引くかも。

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ですが、まさに同じことを、政府や内閣府が言ったなら、どうしてそれは「陰謀論」にならないのか。

おかしくないですか?

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過日、情報として置かせていただいた、「Society(ソサエティ)5.0」。
内閣府のウェブサイトに、公式に宣言されている計画です。



コトの文脈がしっかり追えていて、ワクチンの闇にも、マイナンバーカードの存在の罠にも、気づけている人たち。
でも、この情報の存在だけ知らなかった人のリアクションは「…うわっ」。


いっぽう、文脈が追えていなくて、問題にまったく気づいていない人は、
「ん? 何の話?」
そもそも、意味がまったく通らずに、スルーだったかもしれない。


Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府


政府の国策として発表されている、Society(ソサエティ)5.0
このウェブの中に、堂々と、こんな記載があります。


Society 5.0は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより実現します。

Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府


まず、ここだけで、相当気持ち悪いことが書いてある。

つまりこの文言、最終的にはあなたや私(=人間)を、サイバー空間に「つなぐ」「接続する」と書いてあることになる。

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まずは、この考えだけで、さらっと気持ち悪くないですか?
つまりですが、これを実現するためには、あなたや私の人体の中に、サイバー空間にコネクトされる「何か」を設置し、「インストール」する前提。


そういうことを、日本国政府は現在、検討していることになる。
……と、政府のウェブに、公式に明示してある。

要するに、あなたや私を、コマンド操作したいわけです。

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「コマンド操作したい?」

これが、空想妄想の類か、被害妄想なのか。
政府のウェブの、続きを読んでみよう。


これまでの情報社会(Society 4.0)では、人がサイバー空間に存在するクラウドサービス(データベース)にインターネットを経由してアクセスして、情報やデータを入手し、分析を行ってきました。

Society 5.0では、フィジカル空間のセンサーからの膨大な情報がサイバー空間に集積されます。

Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府


ね?
ちゃんと書いてあるでしょう? ……意味が、わかりますか?
スローモーションで説明するなら、こういうことになる。


フィジカル空間(最終的には身体)に、何らかのセンサーを埋め込む。

埋め込まないと、サイバー空間とコネクトできないです。
ですから、センサーで情報を送るということは、センサーの設置が大前提。


その上で、設置されたセンサーから得られる情報を、サイバー空間に集積する計画……と、ちゃんと明記してある。


しつこいようですが、これは、内閣府のページ。

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まだ、続きがあります。
しかも、ここまでくると、発想が、かなりの狂気。


サイバー空間では、このビッグデータを人工知能(AI)が解析し、その解析結果がフィジカル空間の人間に様々な形でフィードバックされます。

今までの情報社会では、人間が情報を解析することで価値が生まれてきました。
Society 5.0では、膨大なビッグデータを人間の能力を超えたAIが解析し、その結果がロボットなどを通して人間にフィードバックされることで、これまでには出来なかった新たな価値が産業や社会にもたらされることになります。

Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府


重ねて、意味がわかりますか?
書いてある文字を、そのまま追います。

つまりですが、Society(ソサエティ)5.0 が仮定する未来は、こう。

・人間はじめ、物理的世界に「センサー」を埋め込む・設置する
・「センサー」を通じて、情報がビッグデータ(AI/人工知能)に送られる
 

・ビッグデータ(AI/人工知能)が、データ解析
 

・解析されたデータが、「センサー」や「ロボット」を通じて、
 人間はじめ、物理的世界にフィードバックされる



日本国は、このような未来を実現するために、動いている。
AI(人工知能)を使っての、物理世界のコントロールです。

(その "物理" の中には、もちろん、あなたや私の身体も含まれるでしょう)

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この計画が進行中であることを、知らないのは、まずい。
まずいうえに、なお、まずいことがある。

この計画の中に、個人の幸せが存在できると考えるなら……。
それは、思考がだいぶ、お花畑だと思う。咲き乱れてしまっている。


センサーを埋め込まれ、センサーを通じて、ビッグデータ(AI/人工知能)につなげられる。
言葉を変えるなら、支配・奴隷と同じことですよね。

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このような未来が、本当に、現実になる。

すると、あなたの心はもう、あなたのものではない。
それは、AI がシグナル・コマンドで、コントロールするものになる。


恋も、できなくなる。
なぜなら、心を奪い取られたら、恋はできないから。


夢も、描けなくなる。
「自分の夢」を持つことも、物理的に不可能になる。

持てるのは、AIが勝手に決め、
「これが、あなたにとって、最適化した夢」
と定義したものになる。

コントロールする側にとって、都合の良い「押しつけ」の「夢」。
……そうなると、それはもう、重ねてあなたのものじゃない。


こういう未来が、生きたい?
私は、嫌です。

なぜなら、もし、こうなってしまったなら……。

そもそも、あなたは誰?
あなたが、あなたである理由は、何?

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このような、恐ろしい考えが、すでに「国策として進行中」である事実。
あまりに、想像とかけ離れていて、頭がついてゆかないかも。


でも、なぜこれが、個人の口から語られたら「陰謀論」なのか。
政府・内閣府によって語られたら、「陰謀論」ではなくなるのか。


ぜひ、興味を持って見てみて。
心をひらいて、学んで、情報を仕入れて。

この流れから、「逃げ遅れる」こと。
それは、最終的に、あなたは、あなたでなくなってしまうことになるから。

念のため付記 |
「生きる力」「逃げる力」を見直すために行なっているのが、「『自分の命を、自分で守る』勉強会」
中でも、著者のつぶやき編では、安全に逃げるための具体的な手段について、知識を得ています。
すでに、多くの方が参加しています。念のため、書き添えておきます。

コーヒーを奢っていただき、ありがとうございます。 感謝します。 総合 INDEX はこちらです。 ご活用いただき、自身の安全を守ってくださいますように。 https://www.officeonsa.com/yuzukifujisawa-essay/opening-eyes/